暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第55話 凍てつく氷の世界!氷山を目指して突き進め!
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たか」


 マッチは背後にいたフリーザバイソンの群れを見て戦闘態勢に入るが、俺が放った威嚇で恐怖を覚えたフリーザバイソンの群れは一目散に逃げだしていった。


「もう十分だ、毛皮も手に入ったしこれ以上殺す理由がねえ」
「……ふっ、命に優しい男なんだな。お前は」
「アンタもたいがいだと思うぜ、マッチ」


 互いに拳を合わせる俺とマッチ、その後はフリーザバイソンの毛皮をはぎ取って肉を食う事にした。


「はうぅ……ぬくぬくですぅ」
「ホント生き返るわ……」


 フリーザバイソンの毛皮を着たことによって、アーシアやティナも大分具合が良くなってきたようだ。俺は炎を吐いてフリーザバイソンの肉を焼くとそれにかぶりついた。


「美味い、クセがなくて淡泊だな!」
「火を通すと醤油のような風味も出て美味しいですね」
「肉汁もたっぷりね、噛めば噛むほど溢れてくるわ」
「す、すごい食欲ですね。皆さん……」
「ったく、昨日もそうだったがこんな状況で飯を食うどころか味わってやがるぜ」


 フリーザバイソンの肉を堪能する俺達美食連合軍を見て、滝丸は苦笑いをしてマッチは呆れた視線を俺達に送っていた。


「よし、完食だ!それじゃ氷山を目指して改めて行こうぜ!」


 肉を完食した俺達はその後も氷山を目指して突き進んでいく。そして長い道のりを超えてようやく俺達は目的地である氷山にたどり着くことができた。


「よ、ようやく着いたわね……」
「あやうく凍死しかけるところでしたわ」
「でも僕たちは生きてたどり着くことが出来ました!」
「はい、私達はやり遂げたんです!」


 オカルト研究部の皆は嬉しそうにハイタッチをしていた、皆も根性が付いたものだ。


「グルメ界の冒険がこんなにキツイものだとは思わなかったな。だがそれに勝る達成感だ」
「何だか清々しい気分ね」


 ゼノヴィアとイリナもここまで来れた事に喜びを感じていた。初めてのグルメ界の旅がいきなりこんな厳しい物だったにも関わらず、折れない心でここまで来た二人は本当に大したものだ。


「イッセーさん、着いたんですね……」
「ああ、着いたよ。よく頑張ったな、アーシア。本当に大した根性だ……」
「えへへ……」


 昔はあんなにもか弱かったアーシアが、この大陸を乗り越えられるほどの根性を身に着けるなんてな……俺は嬉しく思うよ。


「イッセーさん、少し休憩していきますか?」
「いや、美食會の存在もあるかもしれないし先を急ごう」
「流石イッセーさんですね、敵の襲来を予測して迅速に動けるなんて……」
「じゃあさっそくスープを飲みに行こうぜ!あー、超楽しみだ!」
「あたしもてんこ盛り楽しみー!」
「……えっ
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