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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第55話 凍てつく氷の世界!氷山を目指して突き進め!
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その時だった、俺達の目の前に青い毛皮をした牛の群れが現れた。
「しめた、こいつは『フリーザバイソン』だ!こいつの毛皮は防寒性に優れている、この寒さにも耐えられるはずだ」
「じゃあ全員分の毛皮が取れるくらいに仕留めればいいですね」
俺の説明に小猫ちゃん達が臨戦態勢に入った、俺もアーシアを下ろして戦いの準備に入ろうとするがマッチに止められた。
「イッセー、祐斗。お前らはその嬢ちゃんたちを頼む。あいつらの相手は代わりに俺がやる」
「いいのか、マッチ?」
「お前やアーシアには部下を助けてもらった恩があるからな、それに動いた方が体も温まる」
マッチはそういうと太刀を抜いて戦闘態勢に入った……がその姿は力の抜けきった状態ではたから見れば隙だらけだ。
「出た、マッチさんの『脱力』だ」
「脱力?」
「ああ、マッチさんは身体全体の力を抜くことによって居合のスピードと破壊力を増すことができるんだ」
祐斗の疑問にシンたちが説明をしてくれた。
「居合……『腹開き』!!」
マッチの姿が消え一頭のフリーザバイソンの腹を切り裂いた。なるほど、あれが脱力か。敢えて力を抜くことによって瞬発力を高めて一瞬の動きにフルの力を入れた一撃を放つとは……そんな戦い方もあるんだな。
「オジさんもやるね、だったらボクも……」
滝丸は両方の拳を合わせると大きく息を吸った、そして交差させた腕をゆっくりと下ろしていき集中力を高めていく。
「イッセー先輩、滝丸さんのあの動きは一体何なんですか?」
隣で一頭のフリーザバイソンを殴り倒していた小猫ちゃんが俺に質問をしてきた。
「あれは技を繰り出す前にある一定の動作を行うんだ、そうすることで集中力を高め技が成功するイメージを固める……この動きを『プリショットルーティーン』という」
「プリショットルーティーン……」
「小猫ちゃんも技を放つときに何か決まった動きをしないか?俺で例えるならフォークヤナイフを放つ際に両腕をこすったりするだろう?それがそうさ」
「確かに先輩は決まってあの動作をしていましたね」
「プリショットルーティーンは誰でも持っているものさ。その質が高ければ高いほどより高度な技を成功させることができる」
俺の説明が終わると一頭のフリーザバイソンが滝丸に突っ込んでいった。
「分厚い毛皮だが、そんなものは関係ない!『栓抜きショット』!!」
滝丸の一撃はフリーザバイソンの毛皮を貫通して見事骨を外した。今の技も凄かったがプリショットルーティーンの質をもっと上げれば更なる威力を発揮できるな、アイもいい後輩を持てたものだ。
「ブルル……」
「チッ、まだいやがっ
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