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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第55話 凍てつく氷の世界!氷山を目指して突き進め!
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 飛んできた物の正体、それはサスツルギという物体だった。サスツルギは主に南極などで見られる雪の表面が強風で削られて出来た先の尖った造形模様だが、それがこの強風で折れて風に乗って飛んできたって訳か。


「皆、気をつけろ!折れたサスツルギが風上の強風に乗って矢のように飛んでくるぞ!」


 俺がみんなに忠告をすると、まるで待っていたかのように無数のサスツルギが飛んできた。全員が武器や拳、魔法でそれを対処していく。


「きゃあ!」
「アーシア!」


 アーシアに向かってきた5つのサスツルギをナイフで粉砕する。まだまだ先は長いっていうのにいきなり厳しい洗礼だぜ……!


「うおぉぉぉっ!!」


 俺達は飛んでくる無数のサスツルギを何とか回避して先を進んだ。



―――――――――

――――――

―――


「もうそろそろ日も暮れるな……」


 サスツルギを回避した俺達は、その後も先を目指して進み続けた。だが辺りは暗くなり始めてきたので今日はこの辺で野宿することにしよう。


「日が落ちれば気温は一気に下がる、今日はここいらで一休みしよう」


 俺は地面の氷をナイフで切り取って穴を開けた、これで風は凌げるだろう。その後俺達は穴の中にキャンプを作り食事を取ることにした。


「よし、ツンドラドラゴンとアイスジャガーの肉が焼けたぜ!」
「ツンドラドラゴンもアイスジャガー、どちらも肉は固くてあんまり美味しくないですね」
「元々ツンドラドラゴンやアイスジャガーは食用じゃねえからな。だがここでは貴重な栄養源だ、しっかりと食べておかないとな」


 ツンドラドラゴンとアイスジャガーは味はイマイチだった。捕獲レベルはあくまでもその猛獣の強さや発見の困難さなどで付けられるから捕獲レベルが高い=美味いって訳でもないんだよな、でもしっかりと残さず食べ切ったぜ。


 ツンドラドラゴンとアイスジャガーの肉を食べ終えた後、俺以外が就寝を取ることにした。そして俺は外に出て外の警戒をする。


(リアスさん達にはもう話したが、アイスヘルに美食會が来ているかもしれない。警戒は怠らないようにしないとな)


 前回、俺達がジュエルミートの捕獲を邪魔したことによって奴らは焦っているはずだ。奴らが本気でスープの奪取を狙っているのならば、今回はGTロボだけでなくヴァーリかグリンパーチが生身で来ている可能性もある。


「そうなったら俺もどうなるか分からねぇ、出来れば来ていてほしくないが……」


 俺がそう考えていると、穴の中から誰かが出てくるのを感じ取った。またイリナか?


「ふう、外は相も変わらず寒いな」
「ゼノヴィア……」


 出て
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