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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第55話 凍てつく氷の世界!氷山を目指して突き進め!
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に氷山を目指すことにした。因みに他の美食屋達はどうやらリアスさん達を囮にして先に進んでいったようだ。
ゾンゲ達も一体のアイスジャガーに追われて逃げていったらしいが多分大丈夫だろう、悪運は相当強そうだったからな。
(そもそも美食屋は死と隣り合わせの職業だ。近くにいたなら協力もするが自分で判断したならあとはそいつ自身でどうにかしてもらうしかない)
俺は思う事はあったが先を進むことに決めた。そもそもこの環境では俺も危険だからな、そんな悠長なことは言っていられない。
猛吹雪が吹く中、俺達は敢えてその吹雪の中を突き進んでいた。一番危険ではあるが一刻も早く氷山に向かわなくてはアーシアやティナが危ないからな。
(しかし凄まじい強風だな。風速にして約30M/S、体感温度は−80℃って所か)
吐いた息に含まれる水蒸気が一瞬にして凍り付く気温……アーシアとティナ、ルフェイにはフバーハをかけて祐斗に作ってもらった体を温める魔剣を持たせているが、長くは持たないだろう。
「ティナさん、辛くなったらいつでも言ってくださいね。背負いますから」
「ありがとう、祐斗君……」
まあティナの事は祐斗に任せよう、俺も正直そちらを意識できるほど余裕はない。
「はぁ……はぁ……」
「はわぁ!?」
「どうした、アーシア!?」
「ラ、ラムさんの耳が……」
どうやらこの寒さで耳が凍って取れてしまったようだ。
「ラム、お前耳が……」
「これぐらい……大丈夫ですよマッチさん……」
「今耳をくっつけますね」
アーシアはラムさんの耳に癒しの光を当てる、すると取れてしまった耳が元通りに治った。
「おお、耳が元通りに……」
「船でも見ましたがアーシアさんは不思議な力を持っているんですね」
「も、もしかして怖がらせちゃいましたか?」
「いや、怖いどころか素晴らしい能力だと思います(アーシアさんのあの力……もしかするとあれなら愛丸さんの病気も……いや、まずはセンチュリースープを手に入れることが先だ!)」
おや、滝丸が何かを考えこんでいるようだが……もしかすると俺達には言っていない事情があるのかもしれないな。
「ありがとうな、お嬢ちゃん」
「えへへ……」
アーシアにお礼を言うラムさん、アーシアは能力を褒めてもらえたこともあって嬉しそうだ。
「ラム、耳はもう大丈夫か?」
「はい、通常通りに聞こえます」
「根性見せろよ、この旅もまだ始まったばかり……」
その時だった、マッチさんの顔を横切って何かがラムさんとアーシアの方に飛んでいった。二人の顔に当たる瞬間、俺はそれを腕で受け止める。
「これはサスツルギか」
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