星8つ 魚座
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
せんからねぇ。良いですよ」
その私の言葉に反応したデスが
「お、じゃぁ、俺にも見せてくれよ!存分に笑ってやる!」
「止めろ、デス」
「なんだ?なんだ?別のにいいじゃねぇか。シュラのケチー」
「ケチで結構」
漫才かな?
見たいなら見たいで良いですよー。って、言ったらシュラが微妙な顔してました。そんな話をしながら双魚宮に着き、宮の真ん中に立つ。
「魚座の黄金聖衣!」
そう小宇宙を高めて大声で叫ぶ。
すると、魚座の黄金聖衣は瞬間移動した様に、一瞬で目の前に現れて私の身体を覆い出しました。
そして、直ぐに黄金聖衣を纏い、マントを翻して皆の前に現します。
「これが、魚座の黄金聖衣の鎧姿……」
擦れた声なので誰かはわかりませんが、そう呟くのが聞こえました。
ふっふっふー、私自身は大した事ないですけど、黄金聖衣は圧巻でしょう?
「姉さん、綺麗です」
「……ありがとうございます、ディーテ」
なんていうか、流石にディーテに言われるとちょっと複雑です。
まぁ、割り切るしかないですけどね。
「けっ、えーっとなんて言ったか、そうそう、東洋人、あー、日本人のことわざでこんな言葉があるらしいぜ?”馬子にも衣装”ってな」
「おおー、よく知ってましたね。座布団一枚!」
「真名、座布団とは?そして、それでいいのか?」
デス君がなんと、私の故郷の国のことわざを知ってました。本当にびっくり!
そんでもってシュラのツッコミが冴え渡ってます。
「どうですか、二人共!私もこれで黄金聖闘士の仲間ですよ!」
アイオロスはポカーン顔、サガは無表情にジッっと見つめてきます。
んん?二人共、どうしたんでしょう?
「アイオロス―?サガー?」
「「あっ」」
やっとこっちに焦点が合いました。まったく、どうしたんでしょうね?
二人は私に向かって頭を横に振り、「なんでもない!なんでもないんだ!」とサガに言われてアイオロスはサガの言葉を聞いていたので同調するように、うんうんっと、首を縦に振っていました。
ふむ、では気にしない事にしますか!
実はこの反応、後に後悔する様な出来事に繋がるとはこの時思いませんでした。
……なんてな!そんなフラグ起きませんよ!……起きませんよね?(ガクブル)
そして、この時より半年後、シュラとデス君が黄金聖闘士になりました。
これより今まで修行に費やしていた事の他に、”任務”に赴く事にもなりました。
テロの鎮圧、救助活動、そして、平和を脅かす人間の粛清……。
聖闘士の存在を簡単に世間に曝す訳にはいきませんので、各国の上層部の人間しか私達の存在を知りません
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ