暁 〜小説投稿サイト〜
女神と星座の導きによりて
星7つ 聖域の日常
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後から抱き着いてみました。
 おおと、痴女というなかれ。誰とでも出来る訳ではないのです。年的にもまだそんな事気にする必要ないですし、お寿司。お寿司食べたい。
 いつもなら抱き着く前に気が付くのに全然気付かなかったみたいですね。
 とても驚いてます。
 
 「ま、真名。……なんだ?どうかしたのか?」

 「どうかしたのか?ではありません。あんぽんたん」

 「あ、アンポンタン?」

 お?意味を知らない様ですね。まぁ、仕方ないですね。

 「間が抜けて愚かなことですよ。要はばか、あほって意味です」

 「……酷いな」

 少し笑ってくれてますけど、まだまだみたいですね。
 ちょっと体勢としてはツラいかもしれませんが、サガの横に移動して前回カノンにした様に頭を抱きしめてみました。こちらも同じ様に驚いてます。でもすぐに我に返ったのか慌て出して、離れる様に言ってきますが、自分から離れようとまではしません。うーむ、双子なのにこの反応の違い、面白いです。
 
 「真名、女の子が男にこんな事してはいけない」

 「女捨ててますのでノーカンですね」

 「のーかん?」

 説明は飽きたのでノーコメントです。
 結局そのままの体勢で数分お喋りしてました。お喋りが終わる頃にはサガも元気になった様で、笑ってました。あの疲れた雰囲気も悲しそうな瞳もしていないですね。
 あれは結局なんだったんでしょう……?

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