暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第141話:Galapagos
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情を歪めた。

「あっ!思い出した!!こいつ、トレーニングのシミュレーションボスとして現れる奴だ!!」

「なるほどな、こいつはかつてイレギュラーハンターの最強部隊、第17番精鋭部隊の隊員で…元特A級ハンター……かつてゼロと並び称されたイレギュラーハンターであり…そしてイレギュラーの中でシグマに次ぐ実力者……VAVA…確か、記録ではドップラー爺さんの事件でルインに倒されたんじゃなかったか?」

圧倒的な火力を持って敵を粉砕する戦士。

高性能な新世代型レプリロイドが製造された現在においても戦闘型レプリロイドとしてエックス達やイレギュラーの王であるシグマに引けを取らない最強クラスのレプリロイド。

「ふーん、まあいいさ!イレギュラーならどんな奴でも狩るだけさ!!」

アクセルがVAVAに向かってバレットを構えた。

銃口を向けられたVAVAは焦ることなく、寧ろ余裕の表情でアクセルを煽ってくる。

「ほう?面白い。今のイレギュラーハンターが誇る特A級ハンターの実力を見せてもらおうじゃないか。坊や、俺に向かって撃ってみるがいい」

「なっ!?馬鹿にしてえ…後悔しても知らないからな!!」

挑発に怒るアクセルはVAVAに向けてショットを乱射した。

放たれたショットは的確にVAVAに命中した。

「へへっ!どうだイレギュラー!!」

倒したと確信したアクセルだが、次の瞬間に表情が驚愕に染まる。

「ククク…なるほど、確かに効いたぞ。こいつはマッサージに丁度いい。こいつはマッサージの代金だ。ありがたく受け取れ!!」

ダメージを全く受けていないVAVAはアクセルに肩部のキャノン砲からエネルギー弾を発射して額のコアに直撃させる。

「アクセル!!」

「ぐ…っ…」

倒れたアクセルに駆け寄って声をかけると、反応はあるようだから生きてはいるようだ。

ルナはすぐにバレットをVAVAに向ける。

「てめえ、よくもやりやがったな!!」

「ほう?俺と戦うつもりか?面白い…だが、遊んでやりたいのは山々だが、残念ながら俺にはまだ仕事が残っているんでな…」

VAVAは挑発するように言いながら、建物の外へと顔を向ける。

遠くヤコブが見えるそこには、4体のレプリロイドに捕えられ、気を失っているのか目を閉じたレプリロイド。

白と紫を基調としたボディ、一度見たら忘れないであろうその中性的な顔立ち。

「あれは…まさか…ルミネ?」

少し前まで一緒に働いていた軌道エレベーター・ヤコブの管理官であるルミネだった。

呆然と呟くルナに、VAVAは面白そうに語る。

「ルミネは捕らえた。これで軌道エレベーターは俺達の手の内となるわけだな」

「くっ!!てめえら…ルミネを放しやが
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