星4つ 友人
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が。私以外、居なかった時に視線を感じとったら”追いかけっこ”する事に決めました。
例えば、私も自分の中にある小宇宙を極限にまで潜ませてながら隠れ、カノンの本当に人が居るかもわからない位の微量な小宇宙の波動を辿って背後に回り、驚かしてみたりして。初めて驚かせた時は前のめりに転んで痛そうでした……。
それが何度も続けば、流石のカノンも降参してくれて……あの時はものすごくうなだれてました。「疲れた……」って呟いてましたもんね。
それからはカノンが自主的に双魚宮へ遊びに来てくれる様になりました。
どうやって来てるのかは内緒だとかで、教えてくれませんでした。いじわるですねー?
あ、ちゃんと私も時間が出来たらカノンに会いに行ってますよ。スニオン岬で会ってます。
「女官や、コロシアムに居る聖闘士達の噂によると、3人の黄金聖闘士候補が来るという話だ」
「ふむふむ」
「……その中に魚座の黄金聖闘士候補も居るそうだ」
「ふむふ……む?」
カノンさん?今、なんと?
「お前と同じ魚座の黄金聖闘士候補だ」
「んん?……おお!本当ですか!」
これはもしや、アフロディーテ、キタ━━━━━━━━?
「本当だ。しかし、何故そこで喜ぶんだ。お前の立ち位置を脅かす存在だぞ?」
「何言ってるんですか!カノン!これはある意味、義理の弟?妹?が出来るというおいしい展開!逃しません。逃がしません」
その発言を聞いたカノンはすごい勢いでテーブルに突っ伏してしまいました。
テーブル、壊さないでね?
「お、お前というヤツは!……いや、お前はそういうヤツだったな。すまない」
すまないとか言っておきながら、突っ伏したままで「くっくっく……!」って笑ってるの、見えてるし、聞こえてますよ。
「もし、そいつが魚座の黄金聖闘士に選ばれたらお前はどうする……?」
おおっと?いきなりですね。なんかシリアスを醸し出してきました。そんなの決まってます。
「私は隠居しようかな。って思ってますよ」
「は?」
「んで、時々姉弟子としてその子が迷ってたらアドバイスしてあげるんです!目指せ!ツッコミもボケもかませる助言者!」
「……真面目に聞いてるんだが?」
おおっとぉ?(二回目)ちょっとお怒りですか。カノンさん。うーむ、怒り方からしてちょっと”激おこぷんぷん丸”寸前ですかね?
「別にふざけてませんよ?私がもし選ばれなくてもその子は立派に勤めを果たしてくれると信じます。私は私で思ったまま、気の向くまま私自身が信じた道を進むだけです」
なんですか、その豆鉄砲食らったみたいな表情は。
今度は私が”おこ”になりますよ!
「
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