星3つ 教皇
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いると、魚座のレリーフが付いた扉にたどりつきました。
「サガさん、此処は?」
「此処は黄金聖闘士の住居にあたる場所だ」
十二宮でそんな場所があるだなんて初めて知りました!原作じゃ、その辺触れてませんでしたね。
扉を開けて中を覗くと奥行きがあるので結構広そうです。
「此処で待っていなさい」
と、言うと正面にある扉のすぐ横にあるカーテンの中に入っていき、しばらくすると何かを持って出てきました。
「真名、これを」
何かを差し出され、覗き込むとそれは手鏡……てかがみ……
「手鏡!」
うおおおおおおおおお!!
手鏡だ!これで気になってた顔が見れる!
「……?いつも通りの顔ですね」
ただ、人より顔つきは良いらしいのですがね。でも、母に「出かける時はマスクを付けなさい。でないと外に行ってはいけません」っと言われてましたっけ。
素顔を見た人は最初、放心するんですよ。何故でしょう?
「まぁ、真名にとってはそうだろう。きっと成長すれば、聖闘士の中でもっとも美しい黄金聖闘士になれるだろうな。だが、仮面を付けるから、その素顔は拝めないのでわからなくなるだろうけど」
何、そのまさにアフロディーテに付けられる代名詞は。
私はあんなにも中性的な美しさはありませんよ!彼こそが黄金聖闘士の中で一番美しい黄金聖闘士になるんですから!うーん、手鏡で自分の顔を見れたから確信しましたが二次創作でよくある成り代わりではないみたいですね。実は今でも心底疑ってます。しつこいと言うなかれです!はっ!まさか、アフロディーテが居ない世界ではあるまいな!?そんな!嘘だと言ってよ!バーニィ!!
私が手鏡を覗いたまま苦悩して固まっていると
「さて、いつまでも此処にいては真名も休まらないだろう。明日から忙しくなる」
「そうだな。わたしもそろそろ行かねば」
「ふぉ?」
「真名、今日はこの双魚宮から離れすぎない程度に探検するなり、この居住部屋で休むなり、女官と交流して仲を深めるのも良いだろう。これから世話になるわけだからな」
サガさんとアイオロスさんはそういうと私の頭を一撫でして部屋を出ていく。ちょっ、早いですよ!それを見て私は手鏡を近くにあった棚の上に置いて追いかけました。
走っている訳ではないのに早い足取りで双魚宮の出入り口に進む二人。
「サガさん!アイオロスさん!」
私の大声に振り返ってくれました。
とにかく今、私が言いたい事を叫びます。
「アイオロスさん!改めて、転ぶ所を助けてくださり、ありがとうございました!サガさん!階段の時、抱き上げてくれてありがとうございました!すっごい楽でした!そして、二人共!沢山親切にして
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