第十二幕その六
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「これからね」
「わかりました」
飲める皆が応えてです、そうしてでした。
ドロシーとトト、神宝達五人とポリクロームが葡萄ジュースを飲みました。すると最初にポリクロームが言いました。
「これは本当に」
「物凄く美味しいでしょ」
「ええ」
その通りとです、ポリクロームはドロシーに答えました。
「こんな美味しい葡萄ジュースはじめてよ」
「これがなの」
「お礼のジュースなのね」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「おじさんとおばさんが造ったものなのよ」
「ドロシーが手伝って魔法のお薬を入れた」
「そのお薬は実はね」
「実は?」
「造った人達の努力に比例してなの」
「美味しくなるお薬なの」
「だからね」
そうしたおお薬だからだというのです。
「おじさんとおばさんが本当に頑張ったから」
「美味しくなったの」
「そうなの」
まさにというのです。
「本当にね」
「そうなのね」
「だからこれからもね」
「ドロシーはお手伝いをしていくのね」
「とても頑張ってくれてるから」
おじさんとおばさんがです。
「私だってね」
「是非にって思って」
「いつもプレゼントをして」
「ここに来たらお手伝いをさせてもらってるの」
こうポリクロームにお話しました。
「何かとね」
「いや、本当にドロシーには助けてもらってるよ」
「何かとね」
「こんないい娘はいないよ」
「私達の自慢の姪よ」
ヘンリーおじさんとエムおばさんもこう言います。
「本当にね」
「いつも助けてもらってるよ」
「ドロシーはずっとこうなんだ」
ここでトトもポリクロームに言います。
「カンサスにいた時からね」
「お二人の為に働いているのね」
「そうなんだ、じゃあね」
トトは今度はドロシーに言いました。
「お手伝いしようね」
「そうしましょう」
「では我々もね」
大尉も言ってきました。
「お手伝いをさせてもらおうか」
「そうだね、折角来たからね」
かかしが大尉に続きました。
「そうさせてもらおうかな」
「僕達に出来ることをね」
樵もこう言います。
「させてもらおうね」
「さて、僕達に出来ることをね」
ジャックも完全にお手伝いをするつもりです。
「やらせてもらおうね」
「じゃあ僕達もね」
「僕達だけ何もしないとかよくないからね」
「そうだよね」
「私達もお手伝いさせてもらいましょう」
「是非ね」
神宝達五人もお話してです、そうしてでした。
皆でお二人のお仕事をお手伝いしようと思ったのですが。
そこで、です、ヘンリーおじさんとエムおばさんにこう言われました。
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