第二章
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「警察にも市役所にも。多くの社員の方が」
「そうですか、それで」
「はい、お二人が来られたならです」
市長は太平洋そして地下世界全域を治める星の者達としてヘミングウェーそしてボームに対して話した。
「宜しければ」
「勿論です」
ヘミングウェーはこう言った。
「何かあればです」
「星の方々ですね」
「ことを解決する」
「それが、ですか」
「私達の責務なので」
市長に真面目な声で答えた。
「ですから」
「それで、ですか」
「私達はです」
「ワテクシもですよ」
ボームも微笑んでだ、市長に話した。
「そうしたお話はです」
「受けてくれますか」
「はい、ケスネヨ社ですね」
「以前はオメガ社といいましたが」
「社名が変わってますね、以前とは」
またヘミングウェーが言った。
「それは今の社長になってからですか」
「はい、今の社長になり」
「社名が変わり」
「業績も急激によくなっていますが」
「それと共にですね」
「おかしな話が出て来て」
「それで社員の方からも密告があり」
市役所や警察にだ。
「それで、ですね」
「お二人にお願いします」
「それでは」
「はい、今からですね」
「取り掛からせてもらいます」
ヘミングウェーは市長に真面目な声で答えた、そしてだった。
早速その企業について調べることにした、具体的にはヘミングウェーは企業の異変を訴える社員g達から話を聞いた。
数人から話を聞いてだった、ヘミングウェーはケスネヨ社本社ビル見事な一九二〇年代の建築様式のコンクリートの高層ビルを間近に見つつボームに話した。シアトルの少し肌寒いが奇麗な街並の中で。
「次は社内にです」
「入るのね」
「そして特にです」
「社長をっていうのね」
「はい、問題の」
「ええと、社長さんの名前はルミー=ウエストね」
「女性です」
ヘミングウェーは性別の話もした。
「入社して暫くは地味でしたが」
「普通の社員だったのね」
「いえ、普通どころか」
顔を曇らせてだ、ヘミングウェーはボームに話した。
「私が聞いた限りでは」
「相当に悪質な」
「会社の仕事よりも怪しい組合や運動家や」
ヘミングウェーは彼女の詳しい話をした。
「犯罪組織と関係があり」
「胡散臭い人物なのね」
「黒魔術の結社とも関係があるとか」
この世界の黒魔術とは人に害を為す術の使い方のことを言う、いい使い方ならば白魔術と言われている。
「どうやら」
「相当胡散臭い人間ね」
「そして会社の仕事は殆どしなかったのに」
「それが、なのね」
「急に見違えたかの様に」
「業績を挙げてなのね」
「あれよこれよと出世して」
そうなってというのだ。
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