暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第139話:Present
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ぬいぐるみを渡して喜んでくれそうなお前の身近な人はルナかパレットだろう?でもパレットならぬいぐるみはあるだろうし、ルナしかいないだろう?」
アクセルはエックスの言葉に腕を組んだ。
確かにエックスの言う通りなんだが、部屋には機材しか置いていないルナがぬいぐるみを欲しがるのだろうかと疑問に思うが、それでも試しに持っていくかと部屋に向かう。
「ありがとうエックス。ルナに渡してみるよ」
「ああ」
「ところでエックス、その包みは…もしかして今日もお弁当なの?今日はどっち?」
「……ルイン」
赤面しながら今回の昼食の弁当はルイン作だとアクセルに教える。
「熱いな〜。でもルインとエイリアってお弁当の中身が正反対って感じだよね。ルインはエックスが好きなものを中心にした物でエイリアは栄養その他のバランス重視の物。」
ルイン曰く好きなものを食べて次の仕事に励んでもらうために。
そしてエイリア曰くバランスの取れた食事を摂ってしっかりと仕事に励んでもらうために。
まあ、どっちも考えてることは同じのようだ。
「正直、毎日ここまで手の込んだ物だと申し訳ない気分になるな」
「仲良しでいいじゃない。じゃあねエックス」
「ああ」
こうしてエックスと別れて自室に入ると、既にルナがバレットの調整をしていた。
「ただいまー」
「お?お帰りアクセル。今日の任務はどうだったよ?」
「楽勝だったよ…それでさ…その…」
「?」
いざ、ぬいぐるみを渡す段階になって妙な気恥ずかしさを感じてしまって手が動かない。
全く動かないアクセルにルナは疑問符を浮かべるとアクセルの手にある紙袋に目を遣る。
「アクセル?そいつは?」
「え?あ、ああ!これ!今日の任務でお礼として貰ったぬいぐるみなんだ!でも僕が持っていても仕方ないし、ルナにあげようかなって………」
紙袋から猫のぬいぐるみを出してルナに突き出すアクセル。
いきなり眼前に突き付けられたルナは目をパチパチさせながらぬいぐるみを見つめた。
「やっぱり…要らない…かな?」
「………い…」
「え?」
ルナの言葉が聞こえなかったアクセルはルナの声に耳を傾ける。
「可愛い…ほ、本当に貰っていいのかこれ?お前が貰ったんだろ?」
ぬいぐるみの可愛さに震えているルナにアクセルは呆然となりながら頷くと、ルナはぬいぐるみを受け取るとぎゅっと抱き締める。
「柔らかーい。もふもふしてるー」
ぬいぐるみに顔を埋めるルナも可愛い物が好きなんだとアクセルは何となく分かった。
「喜んでくれて良かったよ」
「サンキュー、アクセル。俺大事にするからな…ぬいぐるみ欲しかったけど…ぬいぐるみの置いて
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