暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica38いざ自由へ〜Escape〜
[7/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
は今、公ではどういう扱いになってる?」

「密輸されたロストロギアの運び屋と一緒に、暴走したロストロギアの爆発に巻き込まれて・・・殉職、と。あ、でもこうして生きていたんだから、復職できるはず!」

「だと嬉しいな・・・」

ティーダ一尉はこれから苦労するかもしれないけど、兄のために管理局に入って、執務官まで上り詰めたティアナが一緒ならきっと大丈夫でしょ。

「ところで、この中で今の管理世界情勢を知ってる子っているかしら? 私、大隊と呼ばれる組織について知らないのよ」

マリアンネさんのその話題に、やっぱり騎士団の独立を宣言したマリアンネさんが偽者だってことが判った。その辺りの事はまだ知ってるあたしが、あたしが拉致されるまでの間に何が起きたのか話そうとした時・・・

「見つけたぞ!」

「聖下と騎士パーシヴァルと騎士フィレスは強敵だぞ!」

「心して掛かれ!」

いくつもあるドアから神父服や修道服、大隊の制服である学ランやらセーラー服を身に纏った男女がわらわらと出てきた。迎撃に入るためにあたし達はデバイスを構えたんだけど・・・。

「あーらあらあらあら♪ いけない子たちね。仮にも騎士団に属しているのなら、顔を合わせたらまずは挨拶からでしょう?」

マリアンネさんは“キルシュヴァッサー”と“キルシュガイスト”の刀身に風を纏わせ、こちらに向かってくる大隊のメンバーへと向かって・・・

「風牙・・・真空烈風刃!」

風の刃を複数巻き込んだ風の壁が通路いっぱいに広がって、「うあああああ!?」あたし達を捕まえに来た連中を1人残らずふっ飛ばしながら防護服やら防御魔法を切り裂いた。たったの一撃で連中は全滅して、僅かに呻き声を上げて床に倒れ伏した。

「すご・・・」

「さ、さすがシャルさんのお母さん、だね・・・」

「パーシヴァル。一番手前の彼だけ意識を保っているわ。嘘を教えられるのを前提で話を聞きましょう」

「了解です」

呻き続けてる学ランを着た男の襟首を引っ掴んでズルズル引き摺って来た騎士パーシヴァル。そして「貴様。外へ通じるルートを教えろ」髪を引っ張って顔を無理やり上げさせた。結構容赦ないのね・・・。

「別に嘘でも構いませんよ? 嘘であったと知ったその時になれば、あなたを酷い目に遭わせますが♪」

すごい魅せられる笑顔だけど、口にしてる内容はかなり危ない。男は「へっ。どうせ雇われの身。これ以上粘るのも馬鹿らしい」なんて言って、倒れたままで降参ポーズ。

「つうか、そろそろ手を離せよ。ハゲたらどうすんだ」

騎士パーシヴァルが男の髪から手を離した。ふぅ、と一息吐いた男が胡坐をかいて「マップを出せばいいんだろ」空中に両手を翳してモニターを展開した。確かにマップのようなものが表示さ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ