第87話 テキーラをバケツで一気は止めましょう
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口には出さないまでも、土方が相当不機嫌になっているのは誰から見ても明らかだった。
そっと、青年の手が土方の刀から離れる。
「騒がせてしまったようで申し訳ない。客でない僕はここらで退散させて貰う事にするよ」
「嫌、俺達の方もそろそろ引き上げるつもりだ。気にしなくて良いさ」
「そうか。それは良かった」
お互い、それ以上無駄な詮索や会話は一切起こらなかった。土方を筆頭とした真選組の一同は店の修繕費用の領収書を手渡し(因みに支払いは近藤にお任せ)青年の方もそのまま店を出て行った。
その際、酔っぱらって未だにふらついているお妙に近づき、耳元で何かを囁いていたようだが、それを気に留める輩は、その時その場に誰も居なかった。
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