第10話
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せて頂きます。」
「本当だったら”戦争”に直接関わる”兵器”に関する依頼を請けるつもりはなかったんだけど…………武器の改良や強化だったら、ギリギリ許容範囲だからね。」
「―――”騎神”の武装の改良に限らず、リィンさん自身や今回の戦争で一緒に戦う事になるリィンさんの仲間の方達の武装の開発や強化等も請け負いますので、時間ができれば中央通りにある支援課のビルを訊ねてください。」
「ありがとう。だったら明日早速訊ねさせてもらうよ。幸いにも今回の迎撃戦で参加したメンフィル軍の一部は俺も含めて次の軍事作戦が行われるまでクロスベルに待機する事になっているしな。―――それじゃあ、俺は他にも挨拶する人達がいるからこれで失礼するよ。」
セティ達の答えを聞いたリィンは感謝の言葉を述べた後ロイド達から離れた。
「…………それでどう感じたのかしら、ロイド。”灰色の騎士”―――リィンさんと実際に話してみて。」
「そうだな…………―――少なくても彼は今回の戦争、”メンフィル人として”でもなく”軍人として”でもなく、”エレボニアで結んだ絆を大切にしているリィン・シュバルツァー自身として”参加している事はよく理解できたよ。」
リィンがその場を離れた後のエリィの問いかけにロイドは静かな表情でリィンに関する事を答えた。
その後パーティーで食事を取りながら談笑しているエリス達、メサイアと談笑しているマルギレッタとリ・アネスへの挨拶回りをしながら食事をとったリィンはパーティーの空気で火照った身体を冷やす為に人気のない場所で外の空気を吸おうと思い、パーティー会場を出てエレベーターで屋上に向かって屋上に出るとそこにはある人物が屋上で夜空を見上げていた。
〜屋上〜
(?あの女性はどこかで見たような…………)
夜空を見上げている人物――――アイドスの後ろ姿を見たリィンが眉を顰めたその時、アイドスは振り向いてリィンを見つめた。
「こんばんわ。こうして会うのはローエングリン城以来になるわね。」
「え…………――――!アイドスさんですか………!お久しぶりです。一体どうしてこちらに?」
(ん?”アイドス”って古神――――”慈悲の大女神”と同名だけど、本人である訳…………ないはずよね?確か”慈悲の大女神”は”神殺し”との戦いに敗れて滅んだって話だし。)
自分に近づいてきて声をかけたアイドスの言葉に一瞬呆けたリィンはすぐにアイドスの事を思い出して驚き、二人の会話を聞いていたベルフェゴールは不思議そうな表情をしていた。
「星々の導きによると、今夜ここに貴方が必ず来る事がわかったからここでずっと待っていたわ。」
「??えっと………俺に用があってここにいたみたいですけど…………一体俺に何の用なのでしょうか?」
アイドスの答えが理解できなかったリィンは不思
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