第9話
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店でも一回だけどれだけ注文を頼んでもヴァイスハイト皇帝達――”六銃士”の連中が負担するクロスベル中の全ての飲食店で使える特別無料券がそれぞれ支給され、更に”臨時休暇”として1日だけ有給休暇とは別の休暇がとれる事になっているぞ。」
疲れた表情で呟いたランディとジト目のティオの文句にロイドが疲れた表情で溜息を吐いている中セルゲイが口元に笑みを浮かべてランディ達にとって朗報となる情報を口にした。
「マジっすか!?それならやる気が出るってもんだぜ〜♪」
「どの飲食店でもどれだけ注文を頼んでも無料になる特別無料券に加えて有給休暇とは別の休暇もくれるなんて、太っ腹ですね。」
「もう、二人とも幾ら何でもあからさま過ぎよ…………」
セルゲイの話を聞いてやる気になったランディとティオの様子を見たエリィは呆れた表情で溜息を吐いた。
「え、えっと………パーティーに参加しない人達って事はあたしもですか?」
「ええ、ユウナも支援課の一員なんだから当然ユウナにも特別無料券の支給と臨時休暇が与えられることになっているわよ。」
「そ、そうなんですか…………でも本当にいいんでしょうか…………?あたしは人手不足になっている特務支援課を手伝う為に警察学校から派遣されているのに…………」
臨時に派遣されている自分までランディ達と同じ扱いである事を肯定したルファディエルの答えを聞いたユウナは謙遜した様子で答え
「ふふっ、せっかくのご褒美なんだから遠慮せずもらっておいた方がいいと思うよ。」
「ええ…………それにユウナも今から一番忙しくなる時期に私達の分も働いてくれるのですから、そのくらいのご褒美があっても当然だと私も思いますよ。」
「ノエル先輩…………セティ先輩…………」
ノエルとセティの答えを聞くと嬉しそうな表情をした。
「さてと…………そうと決まれば私達は準備を始めないといけませんね。」
「メンフィルとクロスベルの有力者達がたくさんいるパーティーに参加しなければならないから、軽くシャワーは浴びておいた方がいいもんね〜。」
「そうね。”黒の競売会”の時とは訳が違うもの。―――そういう訳だから、ロイドも着替える前にシャワーを浴びておいてね。」
「ハハ、わかったよ。」
エリナの言葉に続くように呟いたシャマーラの言葉に頷いたエリィはロイドにも自分達と同じ事をするように伝え、ロイドは苦笑しながら答えた。
その後、ランディ達が仕事を再開する為に行動を開始している中ロイド達はシャワーを浴びてフォーマルな服装に着替えた後――――”祝勝会”が開かれるオルキスタワーへと向かった―――
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