暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第137話:New Generationtype
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ダメージを受けたシグマが呻いた。

ルナのアドバイス通りに戦い、シグマに確実にダメージを与えていく。

「シグマ、僕はあんたを許さない。レッドを…レッドアラートのみんなを利用したことを…DNAデータを使ってパワーアップするだけのために!!」

アクセルは気付いていた。

シグマのエネルギー反応がレッドアラートで見たときよりも遥かに増大していたことに。

エックス達の予想通り、シグマはDNAデータによる自己強化のためにレッドアラートを利用していたのだ。

「正直よお、俺もてめえのしつこさにはうんざりだ。エックス達が辟易する気持ちが良ーく分かるぜ…俺もてめえのことを許すつもりなんかねえ。てめえに利用されたレッドとレッドアラートの連中や、てめえの野望のために死んだホタルニクスの爺さんに地獄で詫びてきな!!行くぜアクセル!!」

「OK!!」

ルナの端正な顔が怒りで染まり、そしてルナとアクセルのバレットが共鳴するように輝いた。

「馬鹿な…お前達の力は…ワシの想像を超えている!!何故だ!?これが新世代型レプリロイドの力だと言うのか!?」

「「これで終わりだ!!ダブルアタックッ!!!!」」

バレットから何百発も放たれる閃光がシグマを撃ち貫き、シグマのボディは爆発に飲まれてアクセルとルナは再び、地上に…クリムゾンパレスに転送されたのだった。

そしてシグマを倒して宇宙から地上のクリムゾンパレスに戻ったアクセルとルナは周囲を見回すと見慣れない場所にいた。

まるで旧世紀の教会を思わせるような壮麗なステンドグラスが斜陽を通し、淡い紅や黄色が無機質な床に映っていた。

「ここ…クリムゾンパレス…だよな?」

「多分ね、レッドアラートのメンバーの誰かの趣味じゃないかな?シグマがこんなことするとは思えないし」

不思議そうに辺りを見回しながら呟くルナにアクセルが言葉を返すとシグマが倒れた影響なのかクリムゾンパレスが崩壊を開始した。

「「うわっ!?」」

突然のことにバランスを崩したアクセルとルナの上から、天井の破片がパラパラと落ち始める。

「な、何…?いきなり建物が崩壊し始めるなんて…。」

「大方、シグマの野郎が倒れたらクリムゾンパレスもぶっ壊れる仕組みだったんだろうぜ!!早くエックス達と合流して脱出だ!!」

「そうだね」

ルナの言葉に頷くとアクセルは周りを見渡し、出入口らしき大きな穴に駆け寄ると様子を窺う。

「こっち行けそうだよルナ!早くこっちに来て!!」

「おう!!…あっ!!」

ルナに呼びかけたアクセルに振り返ったルナが思わず声を上げて目を見開いた。

そんなルナの様子に疑問に思う間もなく、アクセルの身体全体をすっぽりと覆って差した影に振り向くと、常葉
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