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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第137話:New Generationtype
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レーザーの砲台がある。
ルナは周りを見渡すと足場はそこまで広くない岩ばかりで、シグマの周囲を螺旋階段に近い形で浮かんでおり、相手は恐らく、自在に動けるのだろう。
圧倒的不利に、思わず舌打ちが零れる。
「アクセル、気をつけろ。落ちたら死ぬぞ…少し離れた場所に移動するなら必ずホバーを使え」
「分かってるよ。心配しないで」
心配性のルナに苦笑しながらアクセルはシグマの巨体を見上げた。
ステルスはしばらく使えないので、ここからは自分とルナの力だけでこのシグマに勝たなくてはならない。
「ハーハハハハッ!!小僧!小娘!!ここからが本番だ!!」
耳障りな高笑いと共に紅い光弾がアクセルとルナに向かって放たれた。
「でかい!かわせアクセル!!」
「分かってるよ!!」
ルナはウェントスに変身してエアダッシュでかわし、アクセルはローリングで潜り抜けると、アクアガトリングを放った。
すると水弾が当たる寸前でシグマの姿が消えた。
「え!!?」
一瞬我が目を疑ったが、無論違う。
シグマは闇を飛び出し、拳を前に急接近する。
「うわっ!!?」
咄嗟にアクセルは跳躍して隣の足場を移る。
「くそったれ!汚えのにも程があるぞ!!アクセル、その足場は脆い。早く次の足場に移らないと崩れ落ちるぞ!!」
「分かってるよ!!」
エアダッシュとホバーで次の足場に移るルナの言葉に口を尖らせながらもアクセルはホバーを駆使して安全に 次の足場に移る。
「(アクセル、聞こえるか?)」
ルナは秘密通信で再びアクセルと繋げるとアクセルの電子頭脳に彼女の声が響く。
「(ウェントスのエネミーアナライジングで調べて見たんだけどよ。どうやらレーザーはホバーでかわせそうだ…追尾式の弾は…ガイアボムの超硬度岩石の弾で跳ね返せそうだ。あいつが撃ってきたら即座にガイアボムで反撃するんだ。)」
「(よく分かるね?)」
的確なルナのアドバイスにアクセルは脱帽の思いだ。
「(一度見た攻撃は覚えているし…後はウェントスの敵解析能力のエネミーアナライジングの能力の高さによるものが大きいな。やっぱりあいつらはルインがオリジナルなだけあって個々の能力も凄え。ルインはミッションステージの攻略と言うことに関してはエックス以上に万能だからな)」
「(成る程ね)」
それを聞いてアクセルは納得した。
実際に彼女と一緒に任務に向かったアクセルは、彼女の臨機応変さに驚いていた。
取り敢えずガイアボムで追尾弾を跳ね返しながらシグマにダメージを与え、ルナもアリクイックに変身してホーミングミサイルのスナイプミサイルを発射してシグマにダメージを蓄積させていく。
「小癪な奴らめ…」
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