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緋弾のアリア ──落花流水の二重奏《ビキニウム》──
情報の真価
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専門科目:強襲科
1年時解決依頼及び事件:58件。(強盗・密輸・潜入等)
総解決数:58件。強襲科学年1位』
うん、まぁ……お人好しですよね、としか返す言葉が見当たらないかな。自分でも便利屋よろしく依頼を受けていたなぁと思うから、やっぱりお人好しな気質があるのかもしれない。
言い返す言葉も無いので苦笑していると、唐突にリビングの扉が開く。アリアと揃って視線を向けると、授業を終えたらしいキンジが帰宅したところだった。臙脂色の制服姿で、鞄を手に提げながら、さも面倒臭そうな顔をしている。「おかえりー」と挨拶してみると、「あー……あぁ、ただいま」と返ってきた。君は勉強してきただけなのに何が面倒臭いの。
「……ところで、神崎はいつまでここに居るつもりなんだ」
「ずっと居るつもりだけど」
「はぁ……?」
まぁ、確かに自分も気になってはいたことだけれども──何となくアリアがそう答えるだろうなぁ、というのは、予想がついていた。そもそも昨夜から今朝にかけて姿を見せずに、昼間になってから気侭にここに戻ってくるあたり、もう拠点にされているのは間違いないだろう。
「別に英国じゃ、パートナー同士が同棲することなんて普通よ?」
「パートナー、って……。誰とパートナーになったんだよ」
「ここに居る如月彩斗と、だけど。ねっ?」
そう言って、アリアは笑いかけてきた。色々と誤解を産むような言い方は止めてもらいたい。
けれどもまぁ、相手がキンジなら、別に問題は無いかな。今だって、よく分かっていなさそうな顔をしているし。アリアと武偵活動のパートナーになったことは、後で伝えておこう。
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