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緋弾のアリア ──落花流水の二重奏《ビキニウム》──
最初の大舞台 U
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君のおかげで助かったよ。後始末は鑑識科や探偵科に任せるから、君たちはもう引き上げてもらって構わないから。負傷者が出なかったのは幸いしたね」
『……分かりました。では』
短く言い残して、レキは通信を切った。ヘリも航路を引き返している。
大事にはならなくて良かったね──と、今度こそ本当の安堵に浸っている中に、誰かに指先を引っ張られたように感じた。何だろうかと視線を寄越せば、どうやらアリアらしい。
彼女はおよそ普通の女子高生のような仕草で、羞恥心を押し留めたように、人差し指で口元を示している。読唇したところ「口のところ見てて」と告げてきた。
「あのね──、ありがとう」
気恥しそうに笑みを零している様が、子供のようで可愛らしかった。
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