暁 〜小説投稿サイト〜
緋弾のアリア ──落花流水の二重奏《ビキニウム》──
押しかけ武偵
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
だけ返信しておいて、ケータイを二分に折り畳んだ。そのうちに理子が結果を教えてくれるだろうから、ゆるりと待てば良いことだろう──そうしてまた内ポケットに仕舞い直したところに、玄関の呼び鈴が来訪人を告げた。

突然にリビングに鳴り響いたチャイムの音に、緩慢と上体を起こす。窓硝子から差し込んだ斜陽が、嫌に眩しかった。まだ放課後すぐとはいえ、こんな時間に来客とは──しかも、自分の部屋に──果たしてどんなご用向きだろうか。


──ピンポーン……。


キンジは基本的にチャイムは鳴らさないし、白雪の慎ましやかな鳴らし方とも少しばかり違う。なら、理子とか……?
自分が早く応対しないことに苛立ちを覚えたのか、2度目のチャイムが鳴る。来客を待たせないためにも足早に玄関へと向かい、覗き穴で来客が誰かを確認しないまま、そのまま扉を開いた。
そうして、視界の中央に飛び込んできたのは──、


「……あれ、アリア?」


──ホームルーム騒動の発端である、神崎・H・アリアだった。


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ