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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第54話 極寒地獄の番人、ツンドラドラゴンとの戦い!
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side:イッセー


 アイスヘルに到着した俺達は現在ヘリの中で大陸の上を目指していた。といっても途中の足場で降りてそこからはよじ登っていかないといけない、上は凄まじいブリザードの影響でヘリが着陸出来ないんだ。


「イッセー、カーネル氏って意外と勇気が有るのね」
「急にどうしたんだ、ティナ」
「あたし前に現在のグルメ時代の富豪を紹介する番組でテレビ局に来ていたカーネル氏に会ったことあるんだけど、その時は嫌味な金持ちっていう印象が強かったの。でもいくら食材のためとはいえこんな危険な場所に来るなんて少し見直したかも」
「……そうかもな」


 ティナはカーネルの行動力に感心しているようだが、実際は勇気があるから来ているんじゃない。まあグルメSPは世界中から優れた武闘派のみを集めたエリート集団だから安心なのもあるが……多分あのカーネルは偽物だ。前にGTロボから嗅いだ匂いが微かにしたからな。


(とはいえ確証があるわけでもないしヘタな事を言って皆を混乱させるのは良くない、今回は黙っておこう……)


 しかしカーネルか、今後は少し用心した方がいいのかもしれないな。


「おいイッセー、お前らどうしてそんな恰好をしているんだ?」
「あれ?ゾンゲ、ライタースーツを着ないのか?この外は極寒の地獄だぞ?」


 一緒のヘリに乗っていたゾンゲが声をかけてきたんだが、なんとゾンゲはライタースーツを着ていなかった。寒くないのか?


「ゾンゲ、アイスヘルは−50℃の極寒地獄だぞ?そんな恰好をしていたらあっという間に氷漬けだ」
「へっ、この寒がりどもが。オレ様は装備なんかに頼ったりしねぇのさ!何たってスゲーレベルだからな!」


―――――――――

――――――

―――


「あががが……さ、寒い〜!?」
「だから言っただろうが。ほら、ライタースーツだ」


 というか仲間の二人はしっかりとライタースーツ着ているのに何でこのおっさんは着ていないんだよ……


 ヘリから降りた俺達は氷の壁を登ってアイスヘルを目指していた。悪魔の皆やイリナは羽根や体が凍ってしまうかもしれないので飛ばずに壁を登っている。


「イッセーさん、大丈夫ですか?」
「このくらい平気さ、アーシアとルフェイこそ大丈夫か?」
「私は大丈夫です。イッセーさんの背中、とっても温かいですから」
「師匠はぬくぬくですね」


 俺はアーシアとルフェイを、祐斗がティナを背負って上に上がっている。まあ男だし当然だよな、でも祐斗は少し辛そうだな。帰ったらもう少し体力トレーニングをさせるか。


「よおし、俺達が一番乗りだ!小猫ちゃんも早く上がって来いよ!」
「ま、待ってくださいよ〜……」


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