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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第54話 極寒地獄の番人、ツンドラドラゴンとの戦い!
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立ち止まるわけにはいかないんだ!行くぞ、祐斗!小猫ちゃん!」
「はい!」
「行こう、イッセー君!」


 3人で一斉にツンドラドラゴンに向かっていくが、ツンドラドラゴンは超低温の冷気ブレスを広範囲に広げて吐いてきた。


「させるかよ!」


 俺は口から赤龍帝の炎を同じように拡散させながら吐いた。冷気と炎のブレスがぶつかり合い巨大な波となって広がっていく。


「魔剣よ!」


 祐斗は炎属性の魔剣を空中に生み出してそれをツンドラドラゴンに向かって飛ばしていった。ツンドラドラゴンも負けじと氷柱を吐き出して相殺していくが、一本の魔剣がツンドラドラゴンの目に当たりお返しと言わんばかりにツンドラドラゴンの吐いた氷柱が祐斗の右肩を貫いた。


「ぐっ……お願いイッセー君!」
「任せろ!喰らえ、10連……」


 俺はその隙に10連釘パンチを喰らわせようとしたが、奴の方が一瞬早く俺に噛みついてきた。咄嗟にアーシアとルフェイを小猫ちゃんの方に放り投げて俺だけが噛みつかれる形には持って行けたが、深々と奴の鋭い牙が食い込み血が噴き出した。


「イッセー先輩!」
「な…舐めるんじゃねえよ!」


 ツンドラドラゴンはそのまま俺を食い殺そうとするが、俺も負けじと奴の口に両手を差し込んで牙をこじ開けた。


「うおぉぉぉっ!!」


 そしてツンドラドラゴンの口内に炎のブレスを喰らわせた。流石のツンドラドラゴンも体の中から焼かれるのは効いたのか俺を放り投げて苦しんでいた。


「メラゾーマ!」
「弐の秘剣『紅蓮腕』!」


 ルフェイの放った特大の火球がツンドラドラゴンの背中に炸裂した、羽根が焼けただれ見るも無残な姿になっていた。
 そこに追撃をかけるように祐斗が無限刃の刃を右手に付けていた手袋に擦るように押し当てる、すると巨大な爆発が生まれて奴の腹に大きな火傷を負わせた。


「祐斗!?」
「大丈夫だよ、イッセー君。この手袋は剣を握る際の滑り止めの為に付けていたんだけど、いざという時に使えるかと思って火薬も仕込んでおいたんだ。勿論僕自身にはダメージがいかないように考慮して作って貰った特注品さ」
「あれは私が作ったんですよ、師匠。良く伸びて頑丈な『ゴムザル』や固くしなやかな『アイアンアルマジロ』、火薬から使用者を守る為にと『マグマラット』などの皮などをうまく配合して『花火ミミズ』や『ニトロバード』などから取れる火薬をブレンドした物を使いました」


 そ、そういう事は事前に教えてほしかったぜ……


 しかし祐斗も思い切りが良くなってきたな。最初は騎士道精神にこだわっていたが、今では不意打ちは普通にするしああいう絡め手も好んで使うようになった。模擬戦でも手痛い一撃を
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