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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第54話 極寒地獄の番人、ツンドラドラゴンとの戦い!
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で俺に突っ込んできた……って何で俺にっ!?
「先輩!赤龍帝の鎧をお願いします!」
「何だかよく分からないが、小猫ちゃんが言うのなら何でもやってやるぜ!」
俺は赤龍帝の鎧を纏うとそこに小猫ちゃんが突っ込んできた。ギュルギュルと俺の胸板に錐揉み回転しながら向かってきた小猫ちゃんを体で受け止めるが、次第に小猫ちゃんの腕から煙が立ち上がっていく。
「今です!『モクテスマ・ディフェンス』!!」
その煙が大きくなり遂に着火して火を起こすと、小猫ちゃんの全身を炎で包んでいく。
「小猫ちゃん!?」
「問題無いですよ、先輩」
俺は小猫ちゃんが火だるまになってしまったと思ったがどうやら彼女は無事のようだ。一体どういう事だ?
「あれは魔法で炎を操作して操っていますね」
「炎を?そういえば小猫ちゃんも悪魔だから簡単な魔法は使えると言っていたな」
悪魔は魔力を持っており、転生悪魔も同じように持っているので祐斗や小猫ちゃんも魔法が使えると聞いた。だが二人の魔力はそこまで高いわけではなく、少し物を浮かせたり小さな炎をちょろっと出すくらいしかできないようだ。リアスさんや朱乃さんのように実戦では使えるものではないらしい。
「俺の鎧を擦り摩擦熱を起こし、火種を生み出してそれを軸に炎を生み出した。そしてそれを操り体に纏わせたのか。大きな炎は出せないからってそんな方法でカバーするとはな」
「はい、最近魔力の操作方法を小猫ちゃんから教えてほしいと言われてレッスンしていましたが、あれをする為に特訓していたって事ですね」
「まだ未完成ですし体力も大幅に消耗するので迂闊には使えないですが、炎を苦手とする相手には有効です!」
鎧を解除した俺は小猫ちゃんの新技に驚愕していた。
小猫ちゃんは炎を纏いながらツンドラドラゴンに突っ込んでいく、当然ツンドラドラゴンがそれを許すはずもなく超低温の冷気のブレスを吐くが小猫ちゃんが纏う炎に遮られて小猫ちゃんには届かない。
「やあぁぁぁっ!」
小猫ちゃんのボディプレスがツンドラドラゴンの頭に炸裂した。熱さと痛みでツンドラドラゴンが悲鳴を上げるが小猫ちゃんはツンドラドラゴンの首に足を絡ませると連続のヘッドパッドを食らわせていく。
祐斗の焔霊と小猫ちゃんのモクテスマ・ディフェンスの攻撃に身体が傷ついていくツンドラドラゴン、だが奴は再びブリザードを放ち二人を吹き飛ばした。
「ぐっ、あれだけの傷を負っておいてなんて生命力なんですか……!」
「相当にしぶといね……」
流石は捕獲レベル50は超えるツンドラドラゴン、あれだけの傷を負いながらも戦い続けられるとは……
「だが俺達はこんなところで
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