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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第54話 極寒地獄の番人、ツンドラドラゴンとの戦い!
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 アーシアは俺の傷を回復してくれるが体力や失った血までは回復しない、結構な量の血を流してしまったせいで体の体温は一気に下がってしまった。


「師匠!何か来ます!」
「くそっ!!」


 ルフェイの指示を聞いた俺は動きの鈍くなった体に喝を入れる、そしてその場を素早く離れたが次の瞬間ツンドラドラゴンの口から吐かれた超低温のブレスが俺達がいた場所を氷漬けにする。


「あいつ、水分の含んだ息だけじゃなく超低温の冷気のブレスまで吐けるのか!」


 驚く俺にツンドラドラゴンは容赦なくその鋭い牙で襲い掛かってきた。


「拙い!この体勢では回避が……」
「させません!」


 だがそこに小猫ちゃんが現れてツンドラドラゴンを殴り飛ばした。


「龍鎚閃!」


 更に祐斗も現れてツンドラドラゴンの頭を切り裂いた。


「だいじょうぶですか、イッセー先輩!」
「ああ助かったよ、ありがとうな二人とも。でも他の皆はどうしたんだ?」
「向こうで猛獣と戦っているよ。幸いそこまで強そうな奴じゃなかったからそっちは部長たちに任せて僕たちはイッセー君の援護に来たんだ」


 向こうにも猛獣がいたのか。心配ではあるが今のリアスさんは危険を判断できる確かな目を持っている、その彼女がだいじょうぶだと判断したのならそちらは任せよう。


「先輩、あいつの弱点とかって分からないですか?」
「ツンドラドラゴンは低温地帯に生息する生物だ、だから高温の攻撃……炎や熱などには弱いと思う」
「じゃあ今回はコレの出番だね」


 祐斗は聖魔刀の形を変化させた、刃の形が鋸の様にギザギザになっている。


「祐斗、それは?」
「これはある人斬りが使っていたという刀をモチーフにした聖魔刀だよ。何でもその刀は人を切っていくうちに刃に人の脂肪がしみ込んでいって、それがこの鋸状の刃から出る摩擦熱に着火して燃えるっていう恐ろしい刀さ。その名も『無限刃』」


 祐斗は無限刃を構えるとツンドラドラゴンに向かっていった、ツンドラドラゴンは祐斗を迎撃しようと無数の氷柱を飛ばしてくる。


「させるか!フライング・フォーク連射!」
「メラミ!」


 俺はフライング・フォークを連射してルフェイが炎の球を放ち祐斗を援護していく、援護を受けた祐斗はツンドラドラゴンの懐に入って刃を振るった。


「壱の秘剣『焔霊』!」


 ツンドラドラゴンを切り裂いた部分から炎が生まれ、ツンドラドラゴンの身体を焼いていく。切り傷に火傷のダメージを合わせていくのか、えげつないな……


「祐斗先輩に負けてはいられません。私も新技を披露します!」


 小猫ちゃんは腕を組んでフライング・クロス・チョップの体勢
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