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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第54話 極寒地獄の番人、ツンドラドラゴンとの戦い!
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らの尻尾で俺に攻撃を仕掛けてきた。俺は腕をバツの字に組んで防御するが大きく後退する。
「ぐっ、凄まじいパワーだな」
ツンドラドラゴンは口から水分を含んだ息を吐きだした、それがアイスヘルの超低気温によって一瞬にして固まり氷柱になってこちらに降り注いできた。
「ナイフ!」
「メラミ!」
背中にいたルフェイが炎の球で氷柱を溶かし、壊し損ねたものを俺がナイフで破壊していく。
「ガァァァァ!」
「ぐうっ!ブリザードまで起こせるのかよ!」
ツンドラドラゴンの翼が大きく羽ばたくと猛吹雪が吹き荒れる。視界が悪くなりツンドラドラゴンの姿が見えなくなる。
「奴め、吹雪で姿を隠しやがったか。さて何処から来る……?」
俺は神経を集中させて奴の出方を待つ。すると背後から風を切って何かが飛んでくる音が聞こえた。
「はぁっ!」
俺は二人を振り落とさないようにジャンプする、するとそこに大きな氷柱が突き刺さった。更に吹雪の中から氷柱が飛んでくるが俺は二人に当たらないように何とか回避していく。
「そこだ!フライング・ナイフ!」
「グギャアァァッ!!」
吹雪の中から奴の気配を感じ取った俺はフライング・ナイフを放った。その一撃はツンドラドラゴンに当たったようで奴の怒りの咆哮が聞こえた。
「手ごたえ在りか。しかしこのままじゃ寒さで体力が奪われてしまうな……」
奴に与えたダメージは少量でしかなくこの低気温では体力がどんどん奪われてしまう。
「師匠、ここは私に任せてください!フバーハ!」
ルフェイが魔法を唱えるとさっきまで感じていた寒さが大分和らいできた。
「ルフェイ、これは……」
「フバーハといって炎や氷に対して耐性をつける魔法ですが、補助効果として気温の変化にもある程度耐えられるようになるんです。でも魔力の消耗が大きいから連発は出来ません!」
「十分だ、これだけ身体が温まってくれば動きやすくなるぜ。ありがとうな」
ルフェイにお礼を言うと、一気にツンドラドラゴンに向かった。奴は氷柱を飛ばしてくるが全てかわして懐に潜り込んだ。
「10連!釘パンチ!」
奴の顔面に必殺の10連を叩きこんだ。だが奴もただでは吹き飛ばず前足の爪で俺の胴体を貫いた。
「ぐはっ!?」
「イッセーさん!?」
奴の爪がアーシア達にまで届かないように腹に力を入れて爪を押しとめた、そして10連の反動で体が浮いたツンドラドラゴンはそのまま地面に倒れるが俺は腹を押さえて蹲ってしまった。流石は捕獲レベル50を超える猛獣……一筋縄ではいかねぇな。
「イッセーさん、今回復しますね!」」
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