暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第136話:Red
[4/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
昔のエックスにそっくりだもん」

「ああ、無茶をするところは特にな」

「「それはゼロには言われたくない」」

見事に言い返されたゼロは苦虫を噛み潰したような顔をしたが、エックス達にモルボーラが突っ込んできた。

「かわせ!!」

「ああ!!」

「エックス、ゼロ。一気に決めるよ!!」

突進をかわしながらルインが不敵な笑みを浮かべながらZXアーマーに戻すとZXセイバーの光刃を通常の数倍の大きさに巨大化させる。

それを見たゼロも心得たと言わんばかりに笑みを浮かべてセイバーの光刃を巨大化させた。

「これで終わりだ…!!」

こちらに迫ってくるモルボーラやその他のメカニロイド達にエックスはバスターのエネルギーを限界を超えてチャージする。

あまりのチャージ量に一時的にグライドアーマーに回すエネルギーが無くなったのか、アームパーツを除いた強化アーマーが消えてしまう。

「「「ファイナルストラーーーイクッッッ!!!!」」」

エックスの限界突破チャージショットと極限まで出力を高めたセイバーによるゼロとルインの連撃の前に、目の前のモルボーラとメカニロイドを軍勢は為す術なく殲滅された。

「他に敵はいないと…エックス、ゼロ。私も急ごう」

念のために索敵能力が高いPXアーマーに換装して辺り一帯を見回し、そしてグライドアーマーを纏った状態に戻ったエックスもゼロも周囲を見渡したが、ファイナルストライクによって全ての敵が殲滅されたようだ。

「ああ」

「出来るだけ急ぐぞ」

エックス達も先に進んだアクセル達と合流するために急いでハイウェイを駆け抜けていくのだった。

そして先に進んだアクセル達はクリムゾンパレスと呼ばれる宮殿に突入し、迫るメカニロイドやトラップを潜り抜けながら突き進む。

幸いトラップや敵の配置はレッドアラートの旧アジトに似ていたために攻略にはそう手間取らなかった。

そしてクリムゾンパレスの転送装置に乗り込むとある場所に転送された。

地の底には白い瘴気が漂って見えず、その場の不気味さを煽っている場所にレッドがおり、縦、横には3つの足場のみでそれ以外は奈落の底への入口。

「……どうした、遅かったな、待ちくたびれたぞ」

背を向けたまま、レッドは口を開いた。

足場の丁度対岸のような位置に、レッドとアクセルとルナは立っている。

「やあ、レッド。元気そうで何よりだよ」

アクセルは無邪気さと畏怖を感じさせる声で言いながらレッドを見つめ、レッドは鋭い眼光で巨大な鎌を携え、荒々しいオーラを纏っていた。

アクセルは気付いた。

以前よりもレッドの力が増していることに。

「“センセイ”のおかげでな。力が漲っているよ。…フッ、だけど、この有
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ