第一章
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消えた仙人
王守義と郁秀才はこの時王の神託で中国安徽省合肥に来ていた、王はこの街に入ってすぐに郁に言った。
「まずは神託探す為に」
「その為にでしな」
「ギルドに行こうか」
合肥のそこにというのだ。
「そうしよな」
「そうでしな、まずはでし」
「そこでや」
まさにと言うのだった。
「神託を探すか」
「そうするのがいいでしな」
郁は王のその言葉に頷いた。
「これから」
「そやろ、ほなな二人で行こうな」
「そうするでしよ」
郁は王に完全に同意してだった、そのうえで。
二人でギルドに向かった、するとそこにだった。
ある依頼が来ていた、その依頼はというと。
「あの爺さん行方不明か」
「ええと、曹国忠でしか」
「サイクロプスの爺さんや」
王は彼の種族と年齢のことも話した。
「かなり位の高い仙人や」
「そうした人でしか」
「あの人今この合肥におってな」
それでとだ、王は郁にギルドの中で話した。
「薬とか売ったりして隠居生活してたが」
「それが、でしか」
「行方不明になったか」
「それで探して欲しいとでしか」
「家族や弟子から依頼が来てるわ」
「そういうことでしか」
「というかあの爺さんも歳やしな」
それでとだ、首を傾げさせて言う王だだった。
「ぼけててもな」
「おかしくないでしか」
「そんな話は聞いてないけどな」
「突然そうなってでしか」
「急にふらりと出てな」
そうしてというのだ。
「行方不明とかな」
「そういうことでしか」
「そうちゃうか?そやからな」
それでと言うのだった。
「この依頼はな」
「神託でなくてもでしか」
「これが神託やと思うけどな」
王は直観からこう感じていた、そのうえでの言葉だ。
「そうやなくてもな」
「行方不明の人を探さなあかんでし」
「そやからな」
「この依頼は受けるでしな」
「そうしよな」
こう言ってだ、そのうえでだった。
二人は依頼を受けた、そしてそのうえで仙人を探す為にまずは合肥の街を歩き回ってそうしてでだった。
手掛かりを探すとすぐにだった。
仙人は背中の曲がった白い仙人の服を着たサイクロプスの老人、まさに曹国忠そのものの姿であった。
その老人が合肥北西にある森に向かっていったとの話があった、街を出て。王はその話を聞いてだった。
郁にオーガの顔を向けて言った。
「ほなな」
「森にでしな」
「行こうか」
「わかったでし、ではでし」
「あそこの森は結構モンスターが多いが」
「仙人さんが気になるでし」
「そんなん気にしたらあかん」
こう言ってそしてだった、そのうえで。
二人で今度は森に向かった、その道中も森に入ってもだった。多くのモンス
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