暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第135話:Wentos
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!喰らえ、レイガン!!」

レイガンの銃口から貫通力の高い光線が発射され、ウェントスの翼を容易く貫いた。

「なっ!!?」

「トランスオン!!イグニス!!」

グラキエスから雷属性を弱点とするはずのイグニスに変身するルナ。

「愚かな、私に炎は…」

「効かないんだろ?ルインが仲間なんだからそれくらい分かってるさ!!メガトンクラッシュ!!」

オリジナルのルインと違って完全にその属性で固定されているウェントス達は耐性のある属性への防御力は極めて高い。

ルナとてウェントス達のオリジナルであるルインがいるために敵の防御力は重々承知していた。

踏み込みと同時に螺旋回転させたメガトンクラッシュを捻じ込むと言う中国拳法さながらの絶技。

四天王随一の豪腕が鳩尾に突き刺さり、メガトンクラッシュの衝撃は内部まで容赦なく抉る。

「ぐっ…馬鹿な…!!?」

ウェントスは血反吐を吐きながら宙を舞うものの、何とか体勢を立て直して着地するが、ゆっくりと膝を着いた。

「この…私が、このようなプロトタイプ共に遅れを取るとは…!!人間共の子飼いの貴様らが正義を名乗るなど、私は認めない!!この世界は…私が変えてみせる!!」

そう言い残し、ウェントスは転送の光に包まれて消えた。

ウェントスのDNAスキャンも終了し、ルナとアクセルはハンターベースに帰還する。
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