暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第135話:Wentos
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ハルバードで粉砕することで氷の刃を放った。

氷の刃は電磁竜巻を消し去り、そのままウェントスに直撃する。

「馬鹿な…!?」

氷の刃の冷気によって体が凍結したウェントスは地面に落ちるが、直ぐに氷を砕いて無事に着地する。

「成る程…流石はグラキエスと言ったところか…劣化した模造品がこの私と渡り合えるとはな。」

ウェントスとオリジナルのグラキエスの実力は単純な属性の相性を考えれば向こうの方が上かもしれないが、しかし現在の体に慣れるための鍛練ではウェントスが勝った。

それは地上での戦いだったからであり、水中戦に特化したグラキエスはどうしても地上では水中に比べて動きが鈍くなってしまう。

「水中であれば貴様の勝ちだったかもしれないがな!!ソニックブーム!!」

再び衝撃波を繰り出すウェントスに対してルナは咄嗟に氷塊を出して防御するが、衝撃波の威力に耐えられずに容易く砕かれてしまう。

「うわっ!?」

「ルナ!!…ん?」

体勢を崩したルナにアクセルは慌てるが、足元に落ちているDNAデータを発見し、アクセルは一か八かでそれを解析した。

「とどめだ!!」

体勢を崩したルナに再び衝撃波を放ち、放たれた衝撃波はそのまま真っすぐにルナに迫る。

「ガイアボム!!」

衝撃波とルナの間に入り、バズーカから超硬度岩石の爆弾を何度も放って相殺することで防ぐ。

「アクセル!!?」

「アクアガトリング!!」

高圧の水弾が凄まじい速度で連射されるが、ウェントスはそれを容易くかわしていく。

「貴様のようなプロトタイプが私の邪魔をするな!!プラズマビット!!」

ウェントスは再びビットを複数召喚し、アクセルに攻撃する。

「おっと!!これでも喰らえ!!」

アクセルはローリングで回避し、ディフュージョンレーザーで攻撃する。

「舐めるな!!」

セイバーでレーザーを掻き消し、ダッシュでアクセルとの距離を詰めてセイバーを振るうが、アクセルはバレットで受け流して、顎に蹴りを入れる。

「なっ!?(どういうことだ?先程と動きがまるで違う…)」

「不思議?使わせてもらったんだよ。ここに落ちていたDNAデータを…と言っても少ししか無かったけどね」

「何だと?たったそれだけでここまで性能を向上させたと言うのか?」

思わずウェントスは冷や汗をかく、アクセルの異常とも言える成長速度に。

「プロトタイプと言えど、新世代型レプリロイドであることに変わりはないということか…!!」

「俺を忘れるなよウェントス!!」

隙を見てルナがアイススティッカーを繰り出す。

ウェントスはプラズマサイクロンHで氷を吹き飛ばしながら、ルナに斬り掛かる。

「させるか!
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