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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第135話:Wentos
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レットによる乱れ撃ちが最後のメカニロイドを破壊した。
「そうか、ならば期待に応えなくてはな」
真上から聞こえてきた聞き覚えのある声にアクセルとルナは顔を上げた。
「…ウェントス!!」
「運命からは逃れられぬというわけか…やはり来たか。プロトタイプと同胞よ」
「プロトタイプ?」
ウェントスが放ったプロトタイプと言う単語にアクセルは疑問符を浮かべた。
「貴様のコピー能力は高い対ウィルス性能とあらゆる状況に対応出来る高い汎用性を備えた新世代の高性能レプリロイド故に与えられた物だ。貴様はその新世代型レプリロイドのプロトタイプだ。今頃、月面開発のために開発が秘密裏に進められているだろう」
「ふーん、良いことを聞いたよ。でもさ、そのプロトタイプって言い方は止めてくんない?僕は僕…そしてあんたは…イレギュラーさ」
不機嫌も隠さず、ウェントスを睨み据えるアクセルだが、ウェントスはそれに何の感情も抱かず2人を見据える。
「愚かな…イレギュラー?そんな単純な問題ではない。理解出来ぬからと恐れ、恐れるから排除する…愚かな人間とその子飼いである貴様らイレギュラーハンターがいるからこの世界に争いが絶えぬのだ」
「何だと?」
蔑むように言うウェントスに対してルナは苛立ちながらバレットを握り締め、ウェントスを睨み据える。
「そう……かつて、ある男が傭兵として所属していたその部隊は、他でもない、お前達イレギュラーハンターに、イレギュラーの烙印を押された。レプリフォース大戦……後の世の者はそう呼んだ。」
ウェントスがその言葉を口にした途端、ルナからは明らかな動揺が見て取れた。
「レプリフォース大戦…?」
過去の記憶が一切ないことを差し引いても、アクセルには知らないことが多すぎた。
そんなアクセルを置き去りに、ウェントスの話は静かに進んでいく。
「“勝てば官軍”……とでも言おうか…“正義”を名乗るのは思ったよりも簡単でな、勝てば良いだけだ。…貴様らにいいことを教えてやろう。かつてレプリフォースに所属していた傭兵…その名は、今はレッドアラートのリーダーであるレッド。」
「は…!?レッドがレプリフォースに所属してたって言うのか!?」
流石にルナもレッドがレプリフォースに所属していたことなど知らなかったらしく、思わず目を見開いた。
「そうだ。奴は貴様らイレギュラーハンターがイレギュラー認定したレプリフォースの虐殺から命からがら逃げ延びた後、小規模ながら自警団を結成した。貴様らイレギュラーハンターなどいなくても平和を守れるということを思い知らせるためにな」
ウェントスが言う衝撃の事実にアクセルとルナは目を見開いた。
「今までの戦争は愚者共がいたから起きたこと、愚者共
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