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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第134話:Grakies
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グラキエスはハルバードで弾くと底の方に向かう。
「メイルストロム!!」
イソギンチャクのようなメカニロイドを数体召喚し、氷塊をを作った後、渦を発生させて巻き込もうとし、同時に氷塊が中心に巻き込まれるように降って来る。
「当たれ!!エディットバスター!!」
ナックルバスターのショットを連射してイソギンチャク型メカニロイドを1体破壊する。
「やるね!!でも…背後ががら空きだよオリジナルさん!!」
「なっ!?あうっ!!」
グラキエスはハルバードによる斬撃を背後からルインに喰らわせる。
「ルイン、大丈夫か!!?」
倒れたルインに駆け寄るルナだが、ルインは痛みに顔を顰めながらも起き上がる。
「だ、大丈夫だよ…」
グラキエス「流石だね、咄嗟に体を捻って致命傷を避けるなんてさ。だけど残念だったね、正直この水中では君は僕の相手にはなれないよ。僕にとってこの水中はいわばホームグラウンドなんだからね。水中では満足に動けない君と満足に動かせる僕…水中での機動力では僕が有利だよ。それとも僕の基となったアーマーで挑んでくるかい?」
例えルインがLXアーマーになっても勝てる自信があるのか、グラキエスは余裕に満ちた表情だ。
「どうかな?炎が弱点ならこいつはどうだ?トランスオン!!イグニス!!」
ルナの身体がコピー能力の光に包まれ、それが消えた時には四天王の1人であるイグニスに姿を変えていた。
「っ!!イグニスだって!!?」
弱点属性を持つイグニスに変身したルナにグラキエスは今までの余裕綽々の表情を引き攣らせた。
「メガトンクラッシュボム!!」
ナックルバスターから発射された爆弾はイグニスへのコピーに呆気を取られたグラキエスは爆弾の直撃を受けてしまう。
「うあ…っ!!この…アイススティッカー!!」
怒りに任せて氷塊を繰り出すが、今度はイグニスからテネブラエに変身し、曼陀羅手裏剣で氷刃を防ぐ。
「テネブラエもやられたのか…こりゃあ流石の僕も本気出さないとやばいかもね…」
「水中でもある程度早く動けるのも利点だよな。この姿は」
クナイを投擲しながらグラキエスとの距離を保ちながら隙を伺う。
ルナがコピーしたテネブラエは分身、シャドウダッシュが出来ず、曼陀羅手裏剣が自分の周囲にしか動けないバリアのような物に劣化している。
それでも…。
「こういう攻撃を防いでくれるから便利だよな。曼陀羅手裏剣追加っと」
攻撃を防いだことで枚数が減った曼陀羅手裏剣を追加する。
「君のコピー能力はオリジナルより大分劣化するようだね。オリジナルと同じ能力だったらと思うとヒヤヒヤするよ。流石の僕もテネブラエには勝てるかどうかは分からないからね」
巨大な
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