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龍天使の羽撃き
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『むしろ全身ビームに包まれててその程度で済んでるのが奇跡だろ』

「前のカンヘルだったら逝ってたな」

『俺に感謝しろよヴォジャノーイ』

今回カンヘルが自壊しなかったのは、エレリアがリアルで施した金属鍍金があったからだ。

「もちろんさ…」

『俺に惚れたか?』

「はいはい。愛してるよ親友」

『友愛だろ?』

「もちろんさ。俺ぁホモじゃねぇ」

カンヘルの後にアシュトレトが続く。

『つかよ、カンヘルのスペックなら七割でも十分速くね?』

「そりゃぁそうだが……」

『そういやぁ葵ちゃんとはどこまでいったの?』

「なんで今聞く?」

『え? 気になったから』

「黙秘権を行使する」

『おもんな』

「置いてくぞこのやろう」

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