第七千七百六十三話 ダブルスタンダードゴーマニズム
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第七千七百六十三話 ダブルスタンダードゴーマニズム
日本はある映画で首相役の俳優さんが役の設定に今の上司の人の難病のことを揶揄する様なものを何故か入れたお話についてです。
その俳優さんを擁護するゴーマニズムの漫画家さんを見て遂に呆れました。
「確か薬害エイズで活動されていましたね」
「病気の辛さはおわかりでは」
妹さんもどうかとなっています。
「それでは」
「そうですね、しかも政策ではなくです」
「持病を揶揄することは間違っていますが」
「それを権力への反抗なぞと言うとは」
「しかもあの人権力をチェックするのは常識でと言われてました」
むしろ反権力の方をチェックしろと言っていました。
「それで、ですか」
「あの発言ですか」
「もう何といいますか」
「完全にかつての自分自身が批判していた人と同じになっていますね」
「ダブルスタンダードでもありますし」
「もうあの人は完全に終わりましたね」
前から思っていたことを再認識したのです。
「思想というよりです」
「その人間性が」
このことを実感せずにいられませんでした、人の難病を揶揄することは間違っても権力への抵抗ではないからです。
第七千七百六十三話 完
2019・5・15
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