男の幸せB
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<サラボナ−ルドマン邸−披露宴会場>
結婚式は滞りなく終了した。
参列客の幾人かは俺がやらかす事を期待していた様だが…期待を裏切ってやった!!
ザマミロ!!
俺の目の前ではヘンリーがエラソーに結婚について語っている。
相づちを打っているが聞き流す俺!
「………って、聞いてるのか、リュカ!!」
怒るヘンリー!
「聞いてませんでした。くどくどうるさいので」
「うるさいってお前…まぁ、いい…そんな事よりも!お前にビアンカさんを幸せに出来るのか?」
よけーなお世話だ!
「うっさいなぁ〜…」
「お前なぁ〜重要な事だぞ!!」
「ヘンリーさん。大丈夫です!私はリュカを不幸にしてでも幸せになってみせます!」
「ははは、なら安心だ」
何で安心なんだよ!
「そうです!!私の初恋の人を奪ったのですから、死んでも幸せになってもらいます!」
ちょっと!?
誰だよフローラに酒飲ませたのは!!?
「私だって初恋です!」
マリソル!?
火に油を注がないでほしいのだが…
「何ですか!?私なんかリュカのおかげで価値観が変わったんですよ!」
大袈裟だよ!
「サラボナから離れる事に不安を持っていた私に、世界の素晴らしさを教えてくれたんです!」
ちょっと何言ってんのこの娘!?
「私なんか人生を救われたんです!!」
マリソルさん!?
酔っ払いを刺激しないで!!
「リュカさんが居なかったら私も弟も餓死してました!リュカさんは私達の救世主です!」
話がでかくなってきた………
「さっすがリュー君!色んな人を救ってるのね!」
今の俺を救う人は居ないのですか?
「私も…レヌール城で救われたわ…」
「(クス)また懐かしい事を…」
「あの日、私の心は決まったの!リュカ以外の男性は好きにならないって!」
俺にとってレヌール城で一番記憶に残っている事と言えば、ソースまみれになった事だ!
「ソースまみれになった甲斐があったかな?」
「うん!バッチリよ!」
ヤバイ!ヤバイヤバイヤバイ!!!
可愛い!可愛い可愛い可愛い!!!
今すぐベットインしたいですぅ!!
「だからあげたのよ!」
え!?何を?処女の事?
「ちょっとリュカ!?憶えて無いの?アルカパで別れの間際にあげたじゃない!」
「え?何の事?アルカパで処女貰ったけ?」
「ち、違うわよ!!何でそう言う思考回路なの!!」
「じゃ何!?」
「パ、パンツ…よ…」
「パンツ?」
何?
「本当に憶えてないの!?リュカが欲しいって言ったのよ!」
「お前…そんな事言ったの?」
…………!!
「あぁ!!言った!言った言った!確かに言った!」
「馬鹿なの?お前…」
呆れるヘンリー。
「いや…だって…本当にくれるとは思
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