男の幸せB
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わなかったんだ」
もう無くしちゃったから忘れてたよ。
すると突然、ワインボトルを片手にフローラが立ち上がり叫ぶ!
「私もパンツあげたんです!」
うん。皆さん唖然です。
「リュー君の初めての相手は私よ!」
人の悪い笑みを浮かべたフレアさんが、やはり立ち上がり叫ぶ!
この人、素面だよね!
何でこんな事叫べるの!?
「うるさい!私だってリュカの事が好きなんだ!!」
まさかのピエールがふらつきながら叫ぶ!
知ってたけど、今叫ぶ!?
ピエールのテーブルの上には、空になった酒のボトルが俺の歳の数以上転がっている。
どんだけ飲んだんだ!?
洒落にならない空気になってきた…
ヘンリーに助けを求めようと視線を向ける。
手を左右に振り、『ムリ!』とジェスチャーで答える。
頼りになる親友だ!!(怒)
「でも結婚したのは私よ!」
ビアンカが手にしていたワインを一気に飲み干し高らかと叫ぶ!
ビアンカ姉さん!アナタまでそう言う事言っちゃうの?
俺も弾けちゃうよ!
「愛人募集中です」
ドサマギです。
もう、そう言う場にしましょう。
言いたい事を言いましょう。
「「「お前は………」」」
ヘンリー、ヨシュアさん、ルドマンさんが声を揃えて怒ろうとするが…
「はーい!私、リュカさんの愛人になりまーす!」
マリソルの元気の良い発言に、言葉を失う。
もう、この後は大騒ぎです。
飲んで、歌って、叫んで、泣いて…
・
・
・
結婚して良かったと思います。
<サラボナ−ルドマン邸>
俺の目の前で、ビアンカが俺の手から何かを取ろうと藻掻いている。
「おはよう、ビアンカ…何してんの?」
「何って…パンツ返して」
どうやら俺が握り締めていたパンツが目当ての様だ。
「何で?」
「あのねぇ〜もう日が高い位置にあるのよ!リュカはみんなを送り届けないといけないでしょ!」
気にする事ないのに…
「いいよ、待たせておけば…それよりパンツ穿く前に!」
そう言ってベットに押し倒す…第2ラウンド開始だ!
・
・
・
服を着たままも燃えるな!
<サラボナ>
一通り満足し(ビアンカはお疲れです)、町のカフェテラスへ赴くと参列客プラス旅の仲間達が、雁首揃えて昼食中だ。
「やぁ、みんな!おはよう」
俺はヘンリーの隣へ座り、来たばかりのパスタを勝手に食べる。
多分ヘンリーのだろう。空腹は最高の調味料だ。
「おはようじゃねぇー!何時だと思ってんだ!もう昼過ぎてんだぞ!」
相変わらずうるさいのはヘンリーだ!
「まーまー、アナタ落ち着いて下さい」
さすがマリアさんは優しいなぁ。
ヘンリーには勿体ないなぁ。
「リュー君。ビアンカちゃんは?」
「ビアンカならまだ
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