暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第53話 アイスヘルへの航路は命がけ!?新たな仲間と激戦の予感!
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「うおぉおおっ!」
「このヤローが!」
他の美食屋達も武器を持ってグレイトレッグの大群に向かっていく。甲板の上は美食屋とグレイトレッグの大群でいっぱいになっていた。
「うわぁぁぁぁ!ゾンゲ様――――ッ!?」
あいつはゾンゲの仲間の一人か?このままじゃ食べられてしまうな。
「喰らえ!ゾンゲスマーッシュ!!」
ゾンゲの投げた斧がグレイトレッグに当たるが、大したダメージはなかったようでグレイトレッグがゾンゲに襲い掛かった。
「ぬわぁぁぁ!?」
「ふんっ!」
俺はゾンゲに襲い掛かろうとしていたグレイトレッグを海に目掛けて蹴り飛ばした。
「だいじょうぶか、ゾンゲ」
「あ、ああ……助かったぜイッセー……」
他の美食屋達もグレイトレッグにかなわないものがいて捕食されかかっていたが俺の仲間が助けに入った。今もそこにいた美食屋が食べられそうになっていたが、祐斗が現れて聖魔刀を一閃してグレイトレッグを真っ二つにした。
「大丈夫ですか!」
「す、すまねえ。助かったよ兄ちゃん」
「ほう、いい太刀筋だな小僧」
「えっ、あなたは……?」
祐斗の背後に刀を持った傷だらけの男が現れた。あの人も昨日ヘビーロッジで見かけた人だな。
「ふ、副組長!?」
「騒がしいから何事かと思ったら……お前ら、こんな雑魚に手間取っているんじゃねぇよ」
「申し訳ありません!」
部下らしき人達に説教をする傷の男性、副組長って呼ばれていたな。見た目もカタギというよりはそっち系にしか見えないしもしかして『グルメヤクザ』の関係者なのかもしれないな。
「ガァアアアッ!!」
そこにグレイトレッグが現れて傷の男性に襲い掛かった。
「危ない!」
「ん?」
祐斗が傷の男性を助けようとするが、彼は刀に手をかけると祐斗と同じくらいの速度でグレイトレッグの背後に回っていた。
「居合『三枚下ろし』」
その瞬間、グレイトレッグの身体は綺麗に三枚に分かれてしまった。
「凄い、全然力を入れていなかったのにあんな速度を出せるなんて……」
祐斗は剣士としてあの男性の力量に感銘を受けたようだ。しかしあの男性、かなりの腕前だな。
「俺は疲れたからもうひと眠りする、後は掃除しておけ」
「はっ!」
男性は部下にそう言うと船内に戻っていった。
「すぅぅ……はぁぁぁ……」
滝丸は深く息を吸い込むと何かの動作をする、そして集中力を極限まで高めると一斉に襲い掛かってきたグレイトレッグ達の胴体に攻撃を仕掛けた。
「『栓抜きショット』!!」
攻撃を
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