暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第53話 アイスヘルへの航路は命がけ!?新たな仲間と激戦の予感!
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の所のか。随分と若いな」


 声をかけてきた青年は滝丸というそうで、俺の友人であるアイが率いているグルメ騎士のメンバーの一人だった。


「イッセー君、グルメ騎士とは一体何なんだい?」
「グルメ騎士というのは食の幸福『グルメ教』の教えを忠実に守る美食屋集団で、人数は少ないが全員が強く崇高な精神をもっているのがグルメ騎士さ」
「イッセーはそこの誰かと知り合いなのか?」
「ああ、そのグルメ騎士を率いているアイって人は俺の友人なんだ。まだ美食屋になりたてだった時に助けてもらったことがあってな、それ以来友人として付き合いを重ねているんだ」


 俺は祐斗とゼノヴィアにグルメ騎士、そしてアイについて話した。アイ……本名『愛丸』は俺よりも年上だが長い付き合いの中で友情を育んで今ではタメ口で話せるほど親しくなった。十夢も同じようなものだからどちらも俺にとってかけがえのない友人なんだ。


「それにしても奇遇だな。まさかこんな所でグルメ騎士に会えるとは思っていなかったぜ。最近アイに会っていないが元気にしているか?」
「……!え、えぇリーダーは元気にしていますよ。イッセーさんの事も聞いていました、こうしてお会いすることが出来て光栄に思います」
「そんな光栄に思われる程大した人物じゃないさ、俺は。かなり若く見えるがいくつなんだ?」
「18歳です」
「俺と一つしか違わないじゃないか!予想以上に若いな……組織の中じゃ一番若いんじゃないのか?」
「いえ、数年前に入った女性がボクよりも年下なのでその子が一番下ですね」
「それでも二番目に若いんだろう?あのグルメ騎士にその若さで所属できるとは大したもんだよ」
「いえそんな……ボクなんてまだまだですよ」


 滝丸か……アイがグルメ騎士に入団するのを認めたって事はかなりの才能を持っていそうだな。


『ヴーッ!ヴーッ!ヴーッ!』
「な、なんですか!?」


 突然船につけてあった警報機がけたたましい音を出して、その音でアーシアが驚いた。遠くを見ると何かの生物がこちら側に向かって泳いできているのが目に映る。


「皆、気をつけろ!どうやら猛獣が出る海域に入ったようだぜ!」


 海の中から鮫に手足が生えたような猛獣『グレイトレッグ』が甲板に跳び上がってきた。


「鮫の化け物か!?」
「グレイトレッグか、こいつは刺身が美味いんだよな」


 一体のグレイトレッグが俺に飛び掛かってきたので、おれは体を逸らして噛みつきをかわしグレイトレッグの体に指を突き刺した。


「ノッキングだ」
「流石です、先輩」


 2体のグレイトレッグを殴り飛ばした小猫ちゃんに褒められた。他のオカルト研究部や教会組も難なくグレイトレッグに対応できているようだ。

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