暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第53話 アイスヘルへの航路は命がけ!?新たな仲間と激戦の予感!
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どうしようか……


「まあまあ小猫、イリナだって10年以上も待っていた想い人に出会えたんだしそんなに目くじら立てなくてもいいじゃない」
「リアス部長……」
「それに僕たちは悪魔だから朝日を浴びたら体調を崩しちゃうよ?」
「祐斗先輩まで……まあそれはその通りなんですけど……」


 リアスさんと祐斗がフォローしてくれたおかげで、小猫ちゃんに何とか許してもらう事が出来た。


「まあ私は正妻ですしこれくらいは許してあげますか。じゃあ先輩、次は私と……」
「ふふっ、許可ももらえたしもっとイチャイチャしましょう。イッセー君、あーん?」
「わたくしからもどうぞイッセー君?」
「イッセーさん、今度は私にあーんしてください」
「……って目を離した隙に何をしているんですか――――ッ!!」


 イリナ、朱乃さんにあーんをしてもらい俺の膝上に座るアーシアにあーんをしてあげた。それを見た小猫ちゃんがまた怒りだしてしまったので、食後の後部屋に戻って10分くらい抱っこしながら耳元で好きだと囁き続けたらあっさりと許してくれた。
 因みにこの方法を教えてくれたのは朱乃さんだ。何でも彼氏にしてほしい事ベスト10の3位を選んだらしい。


「小猫ちゃんにはイチコロだったようですわね。今度はわたくしにもしてほしいですわ」
「あはは……まあ後ほどに」
 

 その後俺達は食後の運動もかねて甲板を歩いていた。ふう、潮風が気持ちいいな。


「それにしてもこの服、とっても温かいわね」


 リアスさんは自身が着ているスーツの感想を話した。この服はさっき渡されたもので防寒服の一種だ。


「ええ、それは『ライタースーツ』といって耐寒性の高いゴム状の素材が幾重にも重なって出来たスーツで、重なった素材が摺り合って生まれる摩擦熱がスーツ全体を高温に保ってくれるんです。その保温性は永久凍土に生息する『ブリザードベアー』の毛皮にも匹敵します。因みにお値段は一着700万円くらいです」
「ああ、そう……」


 流石に金額に対しては慣れたのか素っ気ないリアクションを取るリアスさん、彼女の実家はお金持ちらしいがお金は親に管理されて彼女自身はそこまで大きな金額は使えないらしい。というかどこか庶民的な一面もあるよな、リアスさんって。


「それでも馬用のものはなかったそうなので残念です」
「えっ……う、馬―――――ッ!?」


 背後から声をかけられたので振り返ってみると、昨日見かけたターバンを被った青年が馬に乗って俺達に話しかけていた。しかしリアスさんのリアクションは面白い、やっぱり彼女はこうでないとな。


「初めましてイッセーさん、ボクは『グルメ騎士(ナイト)』のメンバーの滝丸と言います」
「グルメ騎士……アイ
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