暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第53話 アイスヘルへの航路は命がけ!?新たな仲間と激戦の予感!
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て置いていかれないか心配したがまあ少しくらいなら大丈夫か。
それにこんなに楽しそうにはしゃぐイリナのお願いを無碍にするのは嫌だしな。
「よし、じゃあ行ってみるか」
「うん、行こう行こう!」
俺は赤龍帝の鎧を展開して翼を出し、イリナは黒い
靴
(
ダークブーツ
)
を出して空高く舞い上がった。船が小さく見えるほどの高度まで上がった俺は鎧の顔の部分を展開して下を見てみると……
「うわぁ……凄い凄い!」
「空から見る景色がこんなにも綺麗だとはな……」
空から見下ろす景色はまさに広大な絵画のようで、海全体に朝日の光が反射してため息が出てしまうくらい綺麗だった。
「空の上から見る景色も良いものでしょ?」
「本当に良いものだよ。飛行機やヘリから見下ろす景色とは比べ物にならないな」
「でしょでしょ?黒い靴を履いて空の上に上がるととっても気持ちいいんだよ。景色も綺麗だしこうやって風を感じながら見下ろす景色はまさに格別でしょ?」
「そうだな、空を飛ぶっていうにも悪くないものだな」
空から見下ろす景色に感動する俺にイリナがそっと寄り添ってきた。
「私、幸せだよ。こんな景色、もうイッセー君とは見れないって思ってたから……」
「イリナ……」
「私もイッセー君は生きてるって信じてたけど、でも時々くじけちゃいそうになっちゃったんだ。ゼノヴィアやパパ達がいたから立ち直れたけどでもすっごく苦しかった」
「……今更だが本当にごめん、イリナ。そんなにも俺を想っていてくれたっていうのに俺は長い間イリナを苦しませてしまった」
俺はイリナの為と言いながら結局はイリナを苦しませてしまった、本当に最低な男だ。
「んっ……」
「んんっ!?」
罪悪感を感じていた俺に、イリナがキスをしてきた。
「そんな顔しないでよ、イッセー君。イッセー君だって悪意を持って話さなかった訳じゃないんでしょ?寧ろ私のことを心配してあえてそうしてくれたんだって分かってるから」
「イリナ……ありがとう。こんな俺を好きになってくれて……もう絶対にどこにも行かないよ、イリナを絶対に離さないから……」
「うん、絶対に離しちゃ駄目だからね」
俺はその言葉に頷いて彼女を抱きしめる。イリナも俺の頬に幸せそうに頬ずりをしながら首に両手を回してきた。
「イッセー君、愛しています……」
「俺もだ、イリナ……」
再び唇を重ね合う俺とイリナ、お互いに離さないと気持ちを表すように深く密着して唇を重ねていく。
「イッセー君……もっとぉ……」
啄むように何度も唇を重ねていくと、不意にイリナが俺の口を舌でこじ開けて中に入れてきた。俺はちょっと驚きながらも自分の舌をイリナの舌
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