暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第53話 アイスヘルへの航路は命がけ!?新たな仲間と激戦の予感!
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の原因は『メタンハイドレード』の大量発生」
「メタンハイドレート……?イッセー、それは一体何なんだ?」
「海洋エネルギー鉱物資源水分子の格子状の結晶の中にメタンガスを含んだ氷状の物質だ」
「……???」
「分かりやすく言うと燃える氷だって事だ」
ゼノヴィアにメタンハイドレードについて説明したが、どうやら難しかったようで頭の上に?が見えるほど困惑していた。俺はゼノヴィアに簡単に解釈して説明した。
「場所は大陸の中心部にそびえる巨大な氷山、その地中からメタンハイドレードが引き出して付近の氷を溶かしているらしい」
「氷山……もしかしてそこにセンチュリースープが?」
「うむ、その氷山には先程話した大昔のグルメ家達が己のフルコースを冷凍保存した場所……豪華で煌びやかな食材が眠る氷はまるで先人達が己の力量を誇示するかの如く美しい輝きを放つと言われている。別名『グルメショーウインドー』……」
「そうか、メタンハイドレードによって溶けたグルメショーウインドー……その液体こそがセンチュリースープの正体なのか!」
「その通りだ、美食屋イッセー」
なるほどな、嘗ての先人達のフルコースが冷凍保存された氷……それが解凍されて染み出た液体がセンチュリースープって訳か。
「グルメショーウインドーにてメタンハイドレードが発生するのは100年に一度。だからこそセンチュリースープと言われている……何としても探し出せ!一世紀に一度の伝説のスープを……!」
カーネルは画面に映った氷の大陸を見ながら年寄りとは思えない重い声でそう話した。
――――――――――
――――――
―――
「こちらが貴方方の部屋になります」
ミーティングが終わった美食屋達はそれぞれあてられた部屋に案内されていった。ここからアイスヘルに着くまでは自由に過ごしていいらしく、船内にはレストランや娯楽施設もあるらしい。まあ猛獣に襲われたりしたら俺達が迎撃するんだけどな。
俺らもグルメSPの一人に案内され、ついた場所は結構豪華な部屋だった。
「どうして俺達はこんな豪華な部屋なんだ?他の奴らは小さな部屋だったじゃないか」
「貴方はあの四天王の一人……スープを手に入れられる可能性が最も高いお方です。故にコンデションを最高潮にして頂きたくカーネル氏が案内せよとの事です」
「ふーん、まあそこまで期待されているのなら有難く使わせてもらうぜ」
俺達は部屋の中に入ると疲れからかベットに座り込んだ。翌々考えたらコカビエルの戦いの後、夜中グルメ界に入って親父のところに行ってそれからグルメタウン、そして現在に至るのだが全然寝てなかった。
「ふあぁぁぁ……流石に丸一日寝てないと俺も辛いな
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