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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第7話
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リィンが本気で自分の命を狙っている事に唇を噛み締めたルーファスは何とかリィンを説得しようと言葉を続け、ルーファスが口にしたある事実を聞いたステラは驚き、ステラ同様驚いたフォルデは目を丸くしてリィンに訊ねた。

「ええ、最近判明した事ですけどね。―――確かにオズボーン宰相は俺と血の繋がった父親なのでしょう。ですが、俺にとっての本当の両親はオズボーン宰相が冬山に捨てた俺を拾ってエリゼ達と区別せず自分達の子供同様に育ててくれた父さんと母さん―――シュバルツァー男爵夫妻だ!幼い俺を捨て、自分の野望の為だけにクロウを含めた多くの人達の人生を歪めた挙句、今更父親面をして俺を利用しようとするオズボーン宰相の事は俺の”父親”として絶対に認めない!いずれはオズボーン宰相も討ち、真の意味で親子の縁を断つ!」
「「兄様…………」」
リィンがルーファスに向けて口にした決意の言葉を聞いたエリゼとエリスは静かな表情でリィンを見つめ
「くっ…………宰相閣下の事も含めて”何も知らない身”で、愚かな事を…………!飛行艇での離脱が厳しい以上、君のクラウ=ソラスで戦場から離脱する!何とかこの場を切り抜けてハッチを開けるスイッチがある場所まで撤退し、ハッチを開けた後はクラウ=ソラスに君と私を保護させてそのまま空に離脱する!」
「了解しました。クラウ=ソラス。」
「――――――」
一方唇を噛み締めてリィンを睨んだルーファスは自身の得物である騎士剣を構えてアルティナに指示をし、指示をされたアルティナは自分の背後にクラウ=ソラスを現させた。

黒兎(ブラックラビット)の相手は私が担当します。彼女にはユミルでエリスを拉致した事に対する私の”怒り”もぶつけたいので。」
「クク、エリゼちゃんもリィンと同じ”シスコン”だったとはな。―――そんじゃ、俺とステラはエリゼちゃんに加勢させてもらうから、アルバレアの長男と因縁があるお前達は内戦で積もり積もった今までの恨みつらみをぶつけて来い!」
黒兎(ブラックラビット)は私達に任せて、リィンさん達はルーファス・アルバレアの撃破をお願いします。」
「わかった…………!メサイアはエリゼ達に加勢してくれ!」
「わかりましたわ!」
アルティナとクラウ=ソラスの相手を申し出たエリゼ、フォルデ、ステラにアルティナ達の事を任せる事にしたリィンはメサイアにエリゼ達の加勢をさせ、アルティナ達と対峙したエリゼはメサイアと、ステラはフォルデとの戦術リンクを結び、ルーファスと対峙したリィンはベルフェゴールと、セレーネはエリスとの戦術リンクをそれぞれ結んだ。

「――――――これよりエレボニア帝国クロスベル侵攻軍の”総大将”ルーファス・アルバレアの討伐並びに”黒の工房”のエージェント、アルティナ・オライオンの捕縛を開始する。行くぞ、みんなっ!!
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