第7話
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て敢えて貴族連合軍の”総参謀”として動いていたとはいえ、内戦では貴族連合軍の”総参謀”としてカイエン公達の悪事に加担していたのですから、どんな言い訳があろうと貴方は”反逆者”ですわ!」
ルーファスの言葉に対して唇を噛み締めたエリスは怒りの表情で指摘し、セレーネもエリスに続くように怒りの表情でルーファスを睨んで指摘した。
「やれやれ…………随分と嫌われてしまったものだ。それでリィン君、君達の真意について答えてもらいたいのだが?」
二人に睨まれたルーファスは苦笑した後リィンに問いかけた。
「―――エレボニアの滅亡を防ぐ為ですよ。」
「え…………」
「何…………?それはどういう意味だ…………?」
リィンの答えを聞いたアルティナが呆けている中、ルーファスは眉を顰めて指摘した。
「ルーファスさんでは理解できな―――いや、理解したくないでしょうけど、今回のメンフィル・クロスベル連合とエレボニア帝国との戦争…………どう考えても”エレボニア帝国に勝ち目は一切ありませんし、メンフィル帝国は決して和解の為の要求内容を妥協する事はありません。”だったら、戦争で活躍して昇進し、戦後のエレボニア―――”メンフィル・クロスベル連合によって占領されたエレボニアについて口出しできる立場”になって、せめてエレボニア帝国が滅亡する事だけは防ぐ為に…………そしてメンフィル帝国から厳しい処罰が求められているアルフィン殿下の処罰を可能な限り穏便な内容にしてもらえる進言ができる立場になる為にも、今回の戦争は敢えて”メンフィル帝国側として”参加する事にしたのですよ。―――幸いにもメンフィル帝国は”実力主義”ですから、戦争で手柄を立てれば立てる程その手柄に相応した立場を用意してくれるとの事ですし。」
「………理解できません。何故そこまでして、エレボニアを…………」
「な…………あ…………っ!?」
リィンの真意を知ったアルティナが困惑している中、ルーファスは信じられない表情で口を大きく開けてリィンを見つめた。
「―――そしてその手柄の一つとしてまずはメンフィルの同盟国であるクロスベルに侵攻しようとするエレボニア帝国軍を率いる”総大将”にして”鉄血の子供達”の”筆頭”でもある貴方をここで討たせてもらいます。」
ルーファスに太刀を向けたリィンはそのまま”鬼の力”を解放した姿になった!
「くっ…………早まった事は止めるんだ、リィン君!そんな無謀な事、Z組は絶対に望んでいないし、メンフィル帝国側として戦争に参加すればいずれはZ組の関係者達の命を奪う事になるかもしれないし、何よりも君にとって唯一の血が繋がった父君であられる宰相閣下にまで刃を向ける事になるのだぞ!?」
「え…………リィンさんがあのオズボーン宰相の息子…………」
「今の話は本当なのか、リィン
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