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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第7話
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らへの侮辱は”至高の武”の存在たるマスターに対する間接的な侮辱でもあるのだから、その”報い”を受けてもらう必要はあるな。」
デュバリィの指示にエンネアとアイネスは苦笑した後それぞれ足元から光を放ち始め、互いに戦術リンクのようなもの――――様々な身体能力の上昇に加えて体力や傷も自動的に回復させるデュバリィ達”鉄機隊”の”本気”である証の特別な戦術リンク―――”星洸陣”を発動させ、ワルター中将達に襲い掛かった!


〜格納庫〜

「脱出の準備はできているであろうな!?――――――な。」
「これは…………」
同じ頃、緊急離脱用の飛行艇を待機させている格納庫に到着したルーファスは周囲の惨状―――血を流して地面に倒れている絶命した領邦軍の兵士達を見ると絶句し、アルティナは驚いた。
「―――予想通り、やはり戦場からの離脱を選んだようですね。」
するとそこにリィン達が近づいてきてルーファス達と対峙した。

「リィン・シュバルツァー…………それにエリス・シュバルツァーやセレーネ・L・アルフヘイムに加えて”守護の剣聖”―――エリゼ・シュバルツァーまで何故この艦に…………」
「君達が”英雄王”の指示によってメンフィルの本国に帰還させられた事は聞いていたが…………まさかリィン君に加えてセレーネ君やエリス君までメンフィル軍に協力―――いや、入隊していたとはね…………リィン君、何故エレボニアを―――”Z組”を裏切った!?」
リィン達の登場にアルティナが驚いている中、ルーファスは厳しい表情でリィン達を見回した後リィンに問いかけた。
「何故もなにも、俺は元々メンフィル帝国軍の訓練兵として所属していて、オリヴァルト殿下の要請を受けたリウイ陛下の指示によってトールズに留学していたのですから、元いた場所に戻っただけですし、そもそも俺達は”最初からエレボニア帝国ではなくメンフィル帝国に所属しているメンフィル帝国人”なのですから、ルーファスさんの”エレボニアを裏切った”というその指摘は間違っていますよ。」
「…………確かに君達はメンフィル帝国人だ。だが、トールズに入学してから君とセレーネ君はずっとエレボニアの為に特別実習で様々な活躍をし、内戦も乗り越えた。それにエリス君はアルフィン殿下のお付きの侍女として、殿下を支えてくれていた。なのに何故大切な仲間達や殿下を裏切る行為であるメンフィル帝国軍に所属してエレボニアに刃を向けたんだ…………?」
静かな表情で答えたリィンの指摘に対してルーファスも静かな表情で答えた後困惑の表情でリィン達を見つめた。

「…………っ!貴族連合軍の”総参謀”として、エレボニアに対して反乱を起こして姫様達に刃を向けた貴方にだけは言われる筋合いはありません…………!」
「エリスお姉様の言う通りですわ。例えオズボーン宰相の指示があっ
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