第6話
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
驚きつつも、すぐに立ち直って敵戦力の制圧の為の指示を出し始め、ルーファスの指示によって”パンダグリュエル”の周りにいた空挺部隊は指示通りの戦列を組んで敵戦力の制圧を開始しようとしたが、そこにルーファスを含めたエレボニア帝国軍にとってあまりにも想定外の”敵”が現れた。その”敵”とは――――
〜クロスベル領空〜
「おぉぉぉぉぉぉ…………!龍炎撃!!」
”エレボニア帝国軍にとっての想定外過ぎる敵”――――リィンが操縦する”灰の騎神”ヴァリマールは戦列を組んでいるエレボニアの空挺部隊の内の一機を上空からの奇襲で一刀両断し、一刀両断された飛行艇は飛行艇の中にいる軍人達を巻き込んで大爆発を起こして空の藻屑となった。
「―――下がれ!!」
続けてヴァリマールは渾身の力を込めた抜刀で広範囲を一閃するクラフト―――孤月一閃で自分の周囲にいる空挺部隊を一閃して撃破した!
「なああああああああああっ!?」
「あ、あの騎士は確か内戦時アルフィン殿下を旗印とした”紅き翼”の…………!」
「”灰の騎士”だと!?」
ヴァリマールの登場にまだ撃墜されていない空挺部隊は混乱していたが、そこに上空から複数のグレネードが襲い掛かって空挺部隊に命中した!
「うおっ!?」
「い、一体何があった!?」
「伍の型――――光鬼斬!!」
グレネードが命中した事でそれぞれ怯んでいる様子の空挺部隊目掛けてヴァイスリッターが居合の一撃を放って撃破した!
〜パンダグリュエル・ブリッジ〜
「”灰の騎士”にあの時ガレリア要塞を丸ごと消滅させた白い”神機”だとぉっ!?一体何がどうなっている!?」
「バ、バカな…………メンフィル帝国とクロスベルが連合を組んだことはアランドール少佐の報告にあったが、もう既に本格的な連合を組んだ上クロスベルがあれ程の飛行戦力を保有しているだと!?しかも何故”神機”に加えて”灰の騎神”まで…………くっ…………!」
ブリッジで味方戦力が次々と撃墜される様子をワルター中将と共に信じられない思いで見ていたルーファスはリィンが何を考えているのかを知るためにARCUSを取り出してリィンのARCUSに通信をしたが、リィンのARCUSは既にリィン自身の手で破壊されていた為通信は繋がらなかった。
「こんな時に限って…………!一体何を考えているんだ、リィン君――――!」
リィンのARCUSに繋がらなかった事に唇を噛み締めたルーファスは表情を歪めて空でヴァイスリッターやメンフィル・クロスベル連合の”ルナ=ゼバル”の部隊と協力してエレボニア帝国の空挺部隊を次々と撃墜し続けるヴァリマールを睨んだ。
〜貴賓区画〜
「”灰の騎神”ヴァリマール…………何故リィン・シュバルツァーがクロスベル侵攻軍を…………」
「――――――?」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ