第6話
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からの要求によると、メンフィル帝国と我が国がそのような状況に陥った原因である”ユミル襲撃”の件で貴族連合軍の”総参謀”であり、アルバレア公の長男でもある貴殿の身柄も求めているようだがな?メンフィル帝国と我が国の間で戦端が開かれる事を望んでいないのならば、エレボニアや皇帝陛下への忠義の為にも貴殿は大人しくメンフィル帝国に自首すべきではないのか?」
「ハハ、これは手厳しい…………―――ですが、メンフィル帝国は傲慢にも私や父達どころか、貴族連合軍とは無関係のアルフィン殿下や宰相閣下の身分剥奪に加えてメンフィル帝国にて私達同様殿下達に処罰を与える事やその他にも死者も出ていないユミル襲撃に対する賠償としてあまりにも理不尽な内容ばかりを要求しているのですから、アルフィン殿下の為、そしてエレボニアの為にも彼らの要求を受け入れる訳にはいきませんよ。」
ワルター中将の皮肉が混じった指摘に対して苦笑したルーファスは表情を引き締めて答えた。
「フン…………ん?前方の上空から何かが降りてきていないか?」
ルーファスの指摘に対して反論がないワルター中将は鼻を鳴らして目の前の景色を見つめたが何かに気づいて呟き
「ハハ、ご冗談を。クロスベルは飛行戦力を保有していませ――――!!??」
ワルター中将の言葉に苦笑したルーファスはワルター中将が視線を向けている方向に視線を向けてワルター中将の言葉は杞憂である事を指摘しかけたが、目の前に映る景色―――上空から自分達の行く手を阻むように降りてきたメンフィル・クロスベル連合による飛行艦隊を見ると血相を変えた。
〜メンフィル帝国軍・魔導戦艦”ヴァリアント”・ブリッジ〜
「―――これよりエレボニア帝国クロスベル侵攻軍の迎撃・殲滅を開始する。”パンダグリュエル”以外の飛行戦力は全て撃破せよ。」
「イエス・コマンダー!!」
一方その頃ブリッジの艦長席に座っているシェラは端末を操作しながら部下たちに指示を出していた。
〜クロスベル帝国軍・魔導戦艦”ヴァリアント”・ブリッジ〜
「さぁてと…………内戦で疲弊した自国の為にオレ様達のクロスベルを手に入れようとする自分勝手なエレボニアのバカ共に生まれ変わったクロスベルの”力”を思い知らせてやるぞっ!!」
「イエス、マイロード!!」
同じ頃ブリッジにいるギュランドロスは号令をかけ、ギュランドロスの号令にクロスベル帝国軍の兵士達はそれぞれ力強く答え
「―――これよりメンフィル・クロスベル連合によるエレボニア帝国軍の迎撃並びに殲滅を開始する。作戦通りまずは”パンダグリュエル”以外の敵戦力の殲滅を開始せよ!」
「イエス、マム!!」
エルミナは軍人達に指示を出していた。
そして空での戦端が開かれた。ルーファスはメンフィル・クロスベル連合による飛行戦力の登場に
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