第5話
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れ自己紹介をした。
「おう、よろしくな。ま、俺は細かい事にいちいち口出しするような堅苦しい軍人じゃないし、ステラはリィン同様クソ真面目だがキツイ性格って訳でもないから、安心していつも通りのかる〜い雰囲気でいこうぜ。」
「”戦場”に軽い気持ちで挑むのはさすがに問題はあるかと思いますが………訓練兵時代にお世話になったリィンさんの”身内”であるお二人とは、エリゼさんのように親しい仲になれることができればいいと思っていますので、もし何かわからない事があれば遠慮なく訊ねてください。」
「は、はい。あの…………ステラさん、”ディアメル”と名乗っていらっしゃっていましたが、もしかしてステラさんはエレボニア帝国貴族の…………?」
フォルデと共に親しげに話しかけたステラの言葉に頷いたエリスは自身の疑問を遠慮気味にステラに訊ねた。
「ふふっ、やはり気づかれていましたか。エリスさんの仰った通り、私はかつてエレボニア帝国貴族―――”ディアメル伯爵家”の一員でしたが、”ディアメル伯爵家”の一員であり続ける事が嫌になってメンフィル帝国に亡命、そしてメンフィル帝国軍に入隊したのです。」
「ええっ!?それじゃあステラさんはエレボニア帝国の貴族の方だったのですか…………」
「ちなみにステラの実家―――”ディアメル伯爵家”は”四大名門”に次ぐエレボニア帝国の名門貴族の一角なんだぜ〜?」
ステラの話を聞いて驚いているセレーネにフォルデはからかいの表情でステラの説明を補足した。
「フフ、それを言ったらフォルデ先輩もエレボニア帝国では”武”の名門貴族として有名な貴族の家系の出身ではありませんか。」
「俺の場合は遠い先祖がそうだっただけで、昔から”平民”だし、”本家”の連中とも特に交流とかはないぜ?」
「え…………フォルデさんがエレボニアでは”武”の名門貴族として有名な貴族の家系、ですか?」
「…………フォルデ先輩とフォルデ先輩の弟で俺と同期のメンフィル帝国軍に所属している軍人―――フランツの先祖は”ヴァンダール家”なんだ。」
ステラの指摘に反論したフォルデの話が気になったエリスの疑問にリィンは静かな表情で答え
「え…………」
「ええっ!?それじゃあ、フォルデさんがアルノール皇家の守護役である”アルノールの懐刀”と呼ばれている”ヴァンダール子爵家”と縁戚関係にあたる方なんですか…………!?」
リィンの説明を聞いたエリスは呆け、セレーネは驚いた。
「遠い先祖がそうだっただけで、俺やフランツは”ヴァンダール”の連中とは会った事もないぜ?ま、そんな事よりもリィン。エレボニアでは色々と大変だったらしいな。」
「いえ…………セレーネも含めて多くの大切な人達との貴重な出会いができましたから、オリヴァルト殿下の頼みを承諾したリウイ陛下の指示によってトールズ士官学
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