第5話
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ス将軍閣下かシグルーン副長に進言とかをしたのか?」
「いえ、私は部隊の編制の際は私とエリス、そしてセレーネを兄様と同じ部隊にして頂く事しかリフィア達に頼んでいません。お二人の配置を決めたのはゼルギウス様とシグルーン様の判断かと。」
「お兄様はわたくし達と同じ小部隊に配置されるお二人をご存知なのですか?」
エリスの疑問に答えたリィンはエリゼにある事を訊ね、訊ねられたエリゼは静かな表情で答え、リィンとエリゼの会話を聞いてある事が気になったセレーネはリィンに訊ねた。
「ああ、実はその二人は――――」
「フフ、久しぶりですね、リィンさん。」
「おーおー、少し見ない内に綺麗所を侍らすようになるなんて、随分と成長したじゃねぇか。」
そしてセレーネの疑問にリィンが答えかけたその時、貴族の令嬢のような雰囲気を纏った黒髪の女性騎士と軽そうな雰囲気を纏った金髪の青年騎士がリィン達に近づいて声をかけた。
「ステラ、それにフォルデ先輩も。―――お久しぶりです。」
「え…………」
「兄様はそちらのお二人とお知り合いなのでしょうか?」
親しげに二人の騎士に声をかけたリィンの様子を見たセレーネは呆け、エリスは不思議そうな表情で訊ねた。
「ああ。女性騎士の方はステラ――――俺の訓練兵時代、”パートナー”として組んでいた訓練兵時代の俺の同期だ。」
「―――メンフィル帝国軍リフィア皇女親衛隊に所属しているステラ・ディアメルと申します。以後お見知りおき願います。」
リィンの紹介に続くように女性騎士―――ステラは軽く会釈をして自己紹介をした。
「お兄様の”パートナー”、ですか?それは一体どういう…………」
「…………メンフィル軍は訓練兵を指導する方法として、まずグループごとに指導する担当教官が存在して、更にそのグループ内で二人一組のペアを組ませて、ベアごとに既に一人前の軍人として務めているメンフィル帝国軍の人達が指導する事になっているのよ。」
「で、その二人を指導した”先輩”が俺―――フォルデ・ヴィントだ。よろしくな。」
セレーネの疑問にエリゼが答えると、フォルデは自己紹介をした。
「兄様の訓練兵時代の…………―――リィンの妹にしてエリゼの双子の妹のエリス・シュバルツァーと申します。この度未熟の身ではありますが”義勇兵”という形で、兄様と共にエレボニア帝国征伐に参加する事になりましたので、もし私に至らない点があればその時はご指摘して頂けると幸いです。」
「わたくしはお兄様―――リィン・シュバルツァーの”パートナードラゴン”のセレーネ・L・アルフヘイムと申します。わたくしもお兄様を支えるために”義勇兵”の一人として今回の戦争に参加する事になりましたので、エリスお姉さま共々よろしくお願いしますわ。」
二人の事を知ったエリスとセレーネもそれぞ
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