暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica40目指す場所〜Purpose〜
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「魔術じゃないにしても私の凍結封印を、融合騎が破るなんて思わなかったよ」

私やセレス(おねえちゃん)の魔術師化と魔導師化の切り替えは、ルシルからも賞賛されるほどに早い。だからグリフレットへの攻撃時にだけ魔導師化して、それ以外は魔術師化することでAMF対策やミサイルの迎撃を簡単にしてる。

「どれだけ足掻いたって無駄だってこと、そんなに痛みで知りたいかな〜?」

ガシャァン!と氷塊が砕けて、グリフレットが地面に跪いた。魔力から神秘を抜いて魔法とした氷槍、「レフィナド・ランサ!」を8本生成して、「往け!」一斉に射出。それと同時に再び魔術師化して、ミサイル襲来に備える。

『ユーバーファル・カッツェ!』

女の子の声がしたと思えばグリフレットの姿が掻き消えた。視界の端に“リュールング”を振り上げた状態のアイツの姿を収める。

――守護宣言(デフェンデル・デクララシオン)――

私とグリフレットの間に氷の壁を1枚創り出した。半透明の氷壁の向こうに居るアイツは回り込むこともせず、振り上げてた“リュールング”の刃に『ブリッツ・ギヨティーネ!』電撃を付加。

『ヴルツェル・シュメルツ!』

そして地面に目掛けて“リュールング”を振り下ろした。穿った地面に魔法陣が描かれて、蜘蛛の巣みたく電撃が地面を伝って伸びた。私の氷壁も回り込んで来たことで、「よいしょ」通過するのに合わせてジャンプして、氷壁の上に着地する。

「『ラオフェン・・・!』」

融合騎の声にグリフレットの声が重なった。髪の色も、アイツの赤でも融合騎のオレンジでもない、薄紫色へと戻った。アイツは全身から放電して電撃を全身に纏い、「『ドナー!」』」突っ込んで来た。速度はなかなか。威力も見た限りじゃすごいものだって思う。でもさ・・・。

「私の氷を溶かすにはまだまだ温い!」

――悪魔の角(ディアブロ・クエルノ)――

足元の氷壁を踏みつけて砕き、大小さまざまな破片を杭へと変化させてグリフレット目掛けて一斉射出。弾幕となってる氷杭を全身に浴びてもなお勢いは止まることなかった。これは逃げないとダメかな?ってちょっと弱気になったけど、急に勢いが収まって・・・ただ走ってるような速度に。

『それでも!』

「俺は諦めない!」

――ボースハフトアクスト――

斧刃に電撃の刃を付加した“リュールング”をバトンのようにグルグル回して、遠心力を加えた斬撃を繰り出してきた。

「無駄!」

――氷奏閃(イエロ・コラソン)――

下から掬い上げるように“シュリュッセル”を振り上げて、グリフレットの両腕ごと大きく頭上に掲げさせた。がら空きになったアイツの腹へと突き蹴りを繰り出し、「ごふっ!」十数mと蹴っ飛ばした。

「グリフレット。意識を
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