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ある晴れた日に
294部分:空と海その二十七
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こでふと静華が言葉を漏らした。
「だって。遠藤だから」
「俺は近鉄になるのか?ああ、オリックスか、今は」
 野茂もまた自分の名字について気付いた。
「先生達はどう見てもなあ」
「阪神だしなあ」
「まあ巨人の名前じゃないだけいいよな」
「だよな」
 やはり話はそこに行き着いてしまう面々だった。
「特に最悪なのがもう恒夫とか米助とか和夫とかな」
「うちの親一族の名前でそれはないって言ってたぜ」
「ええ、うちもな」
「特に恒雄はな」
 言うまでもなくあの男のことである。日本で最も忌み嫌われている男の一人である。

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